ミモレ読者の代表として〔ミモレ編集室〕メンバーが綴る「私にとってのミモレ」。
今回はメンバーのharunatsuさんのエッセイをご紹介します。

ー「人と比べない」、「あなたはあなたのままでいい」、「年齢を重ねることは楽しいこと」とメッセージを発してきたけど、その価値観が100年続きますようにって、本気で思っているからー

大草初代編集長が、二代目の大森編集長に代替わりするときの、大草さんのメッセージです。
そして、揺るがない価値観を100年続けるためには、水が流れるように変わっていかなければならない、とも。

私たちは、望む望まないに関わらず、変わっていきます。

年齢,生活環境、収入、体重、顔つき、etc……
できれば変わらないでこのままでいい。
そう思う時もあります。
変わることで失うものもある。
慣れ親しんだものが、変わることは怖い。

そして、変化を望む自分もいます。新しいことを始めたい。
その先の変化した自分をみたい。

怖いことに挑みたい。

その時に誰かにいてほしい。

ミモレは、私の前を行き、先のモデルを見せながら、少し怖がる私に、友のように寄り添ってもくれました。

2015年にミモレが創刊してから、今年で8年。

ミモレは、Web雑誌という形でありながら、読み手の私たちと、顔が見える編集部の方達とがつながり、読者どうしがつながり、そして共に成長してきたと言える、稀有な存在だと思います。

そして、創刊当時、42歳だった私は今年で50歳。
年齢を重ね、子供たちは、小学生から中高生へと成長し、思春期の記事に頷き、社会的な記事への関心も増えました。
一昨年、母親を亡くし、グリーフケアの記事に慰められ、母も好きだったアートの記事に触れ、美術館へ訪れる機会を増やそうとワクワクした気持ちを再び持つことができました。
パラレルキャリアの記事に背中を押されて、職場を1箇所から3箇所へと増やし、歯科診療所での仕事と、在宅訪問と、新しい分野へもチャレンジしています。
その度に、こわがりながら、疲れもしながら、でも、きたる変化に「どんとこい!」と、楽しめる自分に成長してきているように思えます。

そこにずっとあったミモレ。

編集長が変わり、コンテンツが変わり、でもずっと、「あなたのままでいい」と言ってくれたメッセージが色褪せず、毎日、私のそばにいます。

今日もありがとう。
ミモレ。

「明日の私へ、小さな一歩!」
ミモレという友が背中を少し押してくれます。
私たちは私たちのままで、毎日、少しずつ変化をして、前に進んで、一緒に行きましょう。怖がるあなたのそばに私が、私のそばにあなたがいます。

私にとってミモレとは“寄り添い背中を押してくれる友”_img0
 

 

アイコン画像

harunatsuさん

ミモレのおかげで、積読本と、積アート(行きたい美術館の造語です)が、どんどん増えて困っています笑。特技は、よく道を聞かれること。残念なのは、「ど」の付く方向音痴なこと。

 

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