無理せずそこそこで働きましょうという考え方もあるけれど、仕事を極めたい・評価されたいと思うならある程度「頑張ること」も必要です。しかし人間には限界があるので、ずっと継続して全力で働くことは難しい。だからこそ、業務内容や環境を見ながら力加減をコントロールし、「今だ!」というときはパワーを爆発させることが必要なのではないかと思います。

部署への注目度が上がる中、重要なプロジェクトの立ち上げを担当していて、人が一時的に減ってしまって……。今こそ、全力を出すとき。この時期の頑張りは、きっとユカさんの将来の糧になるはずです。
 

自分のせいではないトラブルは、解決すれば大ヒーロー!

「え、あの人も辞めちゃうの?」人が減りすぎて大ピンチな職場。激務はどう乗り切れば?_img1
 

もう一つの観点として、「自分のせいで起きたわけではない苦境は、乗り切ればヒーローになれる!」という考え方があります。

職場の人手が減ったのは、ユカさんのせいではありません。舞い込むトラブル対応や案件相談も、ユカさんが何かしたせいで起きていることではありませんよね。

ポイントは、大変さの「質」です。

例えば、自分のミスがトラブルを巻き起こし、解決のために大変な目に遭っているとき。同僚の離職理由が人間関係のこじれで、自分もその責任の一端があるとき。そんなときは、どんなに頑張っても残業しても、自業自得という感じがしてあまり達成感は得られないような気がします。そして、どんなに頑張っても評価に直結するわけではないような……。

今ユカさんが大変なのは、ユカさんのせいではない。でも、その苦境を見事乗り切って見せれば、ユカさんは職場のヒーローです!

多忙な時期は職場環境もピリピリしがちでしょうが、「人手が急に減った中で、●人分の仕事をカバー。同時に、注目プロジェクトの立ち上げをしたユカさん」をクールにこなした方がかっこいい!

スキルを上げ、経験値を上げ、評価を上げ……。今は大変だと思いますが、ユカさんの自信につながるであろうことは間違いないです。


ただ繰り返しになりますが、人間には限界があります。「頑張りどき」が長期間続いたらユカさんが倒れてしまいます。上司には、いつ頃人員が補充されるのかをしっかり確認しながら、「体制が整うまで、私はギアを入れて頑張っていますからね!」と状況共有を兼ねたアピールをしておきましょう。

どうぞお体には気を付けて。応援しています!
 

 

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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

「え、あの人も辞めちゃうの?」人が減りすぎて大ピンチな職場。激務はどう乗り切れば?_img2
 

前回記事「「自分の話ばかりする友人と距離を置きたい。でも他の友人とは仲良くいたい」大人の友人関係の落とし穴とは?」はこちら>>

 
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