日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、友人関係のモヤモヤエピソードです。

 


セミナーで出会った友人。え、こんな人だったの…


エピソードをお寄せくださったのは、化粧品メーカーで働くシオリさん(37歳・会社員)。

最近、今後のキャリアについていろいろ考えています。化粧品が好きで今のメーカーに入社しましたが、残業も多く、年功序列の古い体質の会社です。

ずっと一社で働いてきたので視野を広げようと、セミナーや勉強会に積極的に参加するようになりました。とある働く女性を対象としたセミナーで、グループワークを共にした4人が意気投合。年齢や職場も近く、セミナー後もたまに集まるようになりました。

困っているのは、そのうちの一人が苦手になってしまったこと。気が強く、自分に自信があるタイプで、どんな話題になっても自分の話ばかりするんです。当初は周囲にとても気を遣うタイプだと思っていたのですが、親しくなるほどに素が出てきたみたい。スケジュールの調整もだんだん強引になってきたし、他人に対しても決めつけるような発言が多く、モヤモヤします。

嫌なら行かなきゃいいのですが、他業種で働く同世代の友人なんてなかなかつくれるものではありません。4人の中で一人、もっと深い話をしてみたいとこっそり思っている人もいます。でも、4人で会うのがお決まりみたいになっているし、幹事役をつとめてくれるのが苦手なほうの友人なので、気になる彼女と会うにはこの集まりに来るしかない……。

せっかくの出会いなので大切にしたいのですが、輪を乱さずにモヤモヤを解消するすべが思いつきません。どうしたらいいのでしょうか。

 


大人になってからの友人関係で感じるギャップ


セミナーに参加したことから友人ができたんですね。シオリさんの言う通り、大人になってから仕事に関係のない友人をつくるのは難しいもの。素敵な出会い、羨ましいです。

学生時代を比べて、大人になった私たちはコミュニケーション能力も格段に上がっていますよね。本音と建て前を使い分けたり、相手に話を合わせたり、その場の空気を読んだり……。初めて会った人とは、まずはこの「大人スキル」でコミュニケーションする。そして仲良くなっていくうちに、少しずつ自分の素の部分を出していきます。

大人になってからの友人関係はもしかすると、この「付き合いはじめ」と「親しくなってから」のギャップが大きいのかもしれません。気を許してくれている証拠なので嬉しいことでもありますが、「ええ、こんな人だったの……」とびっくりすることもあるのかも。

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