猫には、狩りがヘタな飼い主への“庇護欲”がある!
かわいがっている猫が贈り物をくれたとき――。それはきっと、嬉しいことこの上ない瞬間のはず! ところが、猫がしたり顔でくわえてきたのは虫だった……。なんてことはありませんか?
そもそも猫は、生粋のハンター。家でゴロゴロしている姿からは想像しがたいのだけど、最高時速は約50キロと俊敏だし、跳躍力だって抜群! 虫や生き物がうっかり家の中に侵入してこようものなら、嬉々としてハントします。そして、ときにその獲物を「飼い主さん、どうぞ!」とプレゼント。
ここで浮上するのが、猫にとっての飼い主は狩りがヘタな大きな猫説――。どうやら猫には、「飼い主を何とかしてあげなくちゃ!」という庇護欲があるのだそう。自分で獲物を捕まえられない飼い主に対して、「お腹を空かせているかも」と猫なりに心配してくれているというのです。
猫はクールでマイペース、自分本位に見られがち。でも実は、困っているであろうヒトにソッと手を差し伸べる優しさを持ち合わせているんですね。
ヒトの場合、職場や自宅などで困っていそうな誰かを見かけても、どう言葉をかけたらいいのか躊躇ってしまい、結局何もできなかったというのはよくある話。そんなときは、猫の行動を真似てチョコレートの一つでもスッと差し出してみるのはどうでしょう? 相手に思いやりの気持ちが通じたり、手助けをするきっかけをつかめたりするかもしれません。
今日も猫にならって、マインドフルな1日を。
マインドフル猫「猫からの贈り物に込められた意味とは?」
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文/高木沙織
編集/吉川明子
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