モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。彼女がファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。スタイリスト福田麻琴さんとともに今秋におすすめのパンツとコーディネートを紹介します。

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パンツに求めるものは「スタイルアップ」が「今っぽさ」か

高密度の特殊な織り方で生まれたエイトンオリジナルのウール生地をパンツに。ツータックできちんと感がありつつ、後ろウエストはゴムなのではき心地よし。パンツ¥46200、シャツ¥36300/エイトン(エイトン青山) タートルネックニット¥31900/スローン バッグ¥181500/J&M デヴィッドソン(J&M デヴィッドソン カスタマーセンター) スニーカー¥11000/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)

はまじ:このパンツ、いいねえ。ゆったりしていて、それでいてシルエットがきれいで。ワイドパンツが流行るの? 締め付けられる細身のパンツが苦手な私としてはありがたいなあ。

麻琴:最近は「このシルエットだけが絶対トレンド! 」という雰囲気はなくなってきて、いつだってワイドもテーパードもスティックパンツもあるけれど、ワイドシルエットやカーブ型とかゆったりしたシルエットのパンツを、より見かけるようになってきたよね。 はまじはよくはいているし、かっこいいし、すごく似合ってるけれど……、正直なところ一般的にはスタイルアップできるパンツではないんだよね!

はまじ:正直者(笑)。でも、まこちんもよくはいているの見る気がするけれど。

麻琴:新刊『MY BASIC,MY ICONS 10年後も着たい服』でも書いたんだけど、太いシルエットのパンツをはくようになったのはここ数年のことで。それまではパンツといえばスキニー一辺倒だったの。でも、あるときワイドパンツをはいてみたら、すっごく全身のシルエットが今っぽくなるなあって気づいたんだんだよね。簡単に今っぽくなるという意味でも、はき心地という意味でも本当にラク(笑)。

はまじ:スタイルアップして見えたい気持ちがないわけじゃないけれど、服を選ぶときに、より自分が心地いいことラクできることに気持ちが傾いていく、というのはあるかもしれない。でも、このコーディネート、ワイドパンツだけどラフになりすぎず、シャツを合わせていたり、配色だったり、きりっとしていて好きだなあ。

 

麻琴:ありがとう。ツータックで落ち感のきれいなパンツなので、トップスはパンツにINがいいと思うんだ。トップスはバンドカラーシャツとタートルニットをレイヤード。パンツのグレーは今季多く見る色。どんな色も受け止めてくれるけれど、今回はあえてネイビーと黒というベーシックカラーだけを合わせました。

はまじ:足元がコンバースっていうのも、まこちんらしいし、私らしさでもあるよね。

 

麻琴:このコンバース、アッパーがインディゴデニムなんだ。しかも日本のデニム産地として有名な備後地区のオーガニックデニム。単純に色合いが可愛いと思ったのもあるけれど、環境に配慮したエコ染色で生まれたというのもなんだかいいなと思って。

はまじ:へえ! デニムらしいニュアンスのある色出しが、きれいめなウール素材のパンツのいいアクセントになってるよね。

麻琴:全身がきちんとしていてもちょっと疲れちゃうときもあるし、かといって全身ゆるっとしちゃうのも着こなすのが難しいから。両方をほどよいバランスで取り入れると大人のファッションが楽しくラクになると思うな。
 

シルエットが今っぽくなる!おすすめ「ワイドパンツ」

素材は上質ウール100%のドロスト仕様のイージーパンツ。パンツ¥56100/エブール(ebure GINZA SIX 店)

シルク独特の光沢感を消す特殊なヌバック加工を施したエイトンオリジナル素材。パンツ¥71500/エイトン(エイトン青山)

はまじ:まこちんが選んでくれたワイドパンツ。どれも素材がきれいめで落ち感があるからワイドだけど太くなりすぎないね。

麻琴:そうなの。コットン素材のしっかり太めのシルエットになるものも私は好きなんだけど、トライしやすいのは落ち感があるもの。エブールのものは上質な極細ウールだし、下のエイトンはシルク! しかもシルクの光沢感を消す特殊加工がされているから、はき心地はシルクだけど、見た目は気軽な雰囲気なんだ。

お問合せ先/
エイトン青山 tel. 03-6427-6335
ebure GINZA SIX 店 tel. 03-6274-6915
コンバースインフォメーションセンター tel. 0120-819-217
J&M デヴィッドソン カスタマーセンター tel. 03-6809-2422
スローン tel. 03-6421-2603

 


撮影/須藤敬一(人物)、上田祐輝(静物)
スタイリング/福田麻琴
ヘア&メイク/TOMIE
構成・文/幸山梨奈
 


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