8月24日、ついに日本でも最終回が配信となったドラマ『And Just Like That…』シーズン2。早くもシーズン3の制作が発表になりました。

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写真:bfa.com/アフロ

しかし本国では、シーズン2に対する辛口コメントも散見されます。中でも、サラ・ラミレス演じるAJLTのオリジナルキャラクター、スタンダップコメディアンでノンバイナリーのチェ・ディアスに容赦ない意見が寄せられているようです。

 

シーズン1を観ていない方にはネタバレになってしまうのですが、チェは、既婚者であるミランダが恋に落ち、バイセクシャルに目覚めるきっかけとなる相手。ですが制作側が「性の多様性」を無理やり詰め込もうとした感のある、ステレオタイプなキャラ設定で、シーズン1からSATCファンには概ね不評だった様子。

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撮影中のサラ・ラミレスとサラ・ジェシカ・パーカー。写真:REX/アフロ

シーズン2でも重要な脇役として頻繁に登場するのですが、SNSでは「チェの話はもう終わりにして。どうやってかわからないけど、脚本家たちは今シーズン、彼らをさらにいけ好かない存在にすることに成功した」「チェはもうやめて!」「みんなチェが嫌いなんだ」などなど、言いたい放題。

これはもちろん演じているサラのせいではないのに、サラ自身もノンバイナリーということで、役柄と混同してサラのことまでバッシングする人もいて、とんだとばっちり。

そしてチェを生み出した脚本家たちと、監督であるマイケル・パトリック・キングも、もちろん槍玉に。

「私は究極のSATCファンだった。全エピソードを10回は見たし、最初の映画も大好きだった。だけどそれ以降、この番組は潔く終わることを知らない。回を重ねるごとに酷くなるし、ストーリーがまだ引き延ばされているなんて信じられない」
「この番組は最悪だ。この番組よりもいいホールマーク(グリーティングカードの会社)のクリスマス映画を見てきた」。

ファンたちの総意に最も近い内容を表しているのは、このコメントかも。

「もっといい脚本家が必要だ。マイケル・パトリック・キングも交代した方がいい。彼は自分がすべてを知っていると思っている。長年のSATCファンとして、脚本もストーリーもひどい。基本に戻れ。脇役のための脇役ではなく、少人数の友人たちとその人生を。そしてコメディアン(チェのこと)は、もういらない」。

一方では私のようにこのドラマを楽しんだ視聴者も当然存在して、「シーズン2は登場人物たちがグルーヴを取り戻して、素晴らしかった!」という称賛のコメントも。

否定的コメントの方が声が大きく聞こえてしまうのが世の常ですし、視聴者全員を納得させるストーリーを描くのは至難の業。たしかにチェのスタンダップコメディの内容はいまいち笑えなかったし、キャラクターの取ってつけた感も強かった。だけどキャリーの元彼・エイダンとの復縁話や、キャリーやシャーロット、ミランダたちが自分らしさを取り戻してキラキラしている姿を観るのが、私にとっては週に一度の楽しみでした。

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写真:Splash/アフロ

思うに、つまりはSATCファンたちの作品への思い入れが強いからこそ、こんな風に続編ドラマへの賛否コメントがSNSを賑わせてる、ということなんですよね。だから何だかんだ言ってもシーズン3がスタートしたら、元気にしているキャリーたちの様子が見たくて、みんな結局また視聴しちゃうんだろうなあ、と。シーズン2でようやく慣れてきたAJLTのオリジナルメンバーたちが、今後キャリーたちとどんな風に絡んでいくのかも楽しみ。


そんなわけで、私は今から、サマンサがカメオ出演しているというシーズン2の最終回を視聴したいと思います。皆様の感想も、よろしかったらコメント欄で教えてくださいね♪

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