日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、職場でのモヤモヤエピソードです。

44歳教員ですがピンクや花柄、丸襟ブラウスが好き...“服装で舐められる”のは仕方ない?_img0
 

「私、舐められやすいんだよね」という悩みへのアドバイス


エピソードをお寄せくださったのは、かわいいもの好きだというミチコさん(44歳・教員)。

若い頃から、かわいいものが大好きです。好きな色はピンク、かわいいぬいぐるみやリボンモチーフを見ると、ついつい手に取ってしまいます。

40代も半ばになりますが、いまだにファッションもかわいい系です。職場のドレスコードがゆるいので、小花柄のワンピースや、丸襟ブラウスにジャンバースカートなんかが教員としての仕事着の定番。生徒には「ミチコ先生って年齢不詳だね~」なんて言われます。

そんなファッションのせいか、周囲に変わり者扱いされたり、あまり敬意をもって扱われなかったりという悩みが。授業では厳しいと言われますし、性格はサバサバしていると思います。でも、最近職場が変わったせいもあり、新しい同僚からなんとなく「世間知らずのお嬢さん」扱いされているような。会議の場で意見を言おうとしたときに、軽くあしらわれたり、「ミチコ先生はいいですから」的にさらっと流されたり。

正直、見た目のせいで舐められているのだろうなと思います。

女友達にこの話をしたら、「見た目を変えたらいいんだよ! もっとマダムっぽい服を買いに行こう」「シンプルカジュアルみたいな服の方がいいんじゃない?」とアドバイスをもらいました。確かに、服装を変えるのが手っ取り早いんだろうなと思います。でも人からの見え方を気にして、自分が好きでもない服を着るのはなんだかモヤモヤします。

 


ファッションは、「内面」の一番外側

44歳教員ですがピンクや花柄、丸襟ブラウスが好き...“服装で舐められる”のは仕方ない?_img1
 

ミチコさんのモヤモヤを読んで、「ファッションは、『内面』の一番外側」という言葉を思い出しました。誰が言い出したのか定かではありませんが、ファッションはその人の内面を表すもの、アイデンティティを考える上で大切なものだということをストレートに伝える言葉だなぁと思います。

ファッションとの付き合い方は人それぞれ。

ビジネスファッションや婚活ファッションのように「他人からどう見えるか」を考えて戦略的に装う人もいるでしょうし、「楽さ」「自然体」を重視する人もいる。ミチコさんのように、「好き」を素直に表すタイプもいますよね。「これが好きなの!」という気持ちがあふれているミチコさんのファッションは、きっと周囲の人の目を楽しませるものだと思います。

 
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