2022年夏の終わりから、当時小学6年生だった息子と2人でカナダのバンクーバー地域に教育移住した筆者が執筆。カナダで2回目の秋を迎えましたが、もう冬と言ってもいいくらい寒くなっています。しかも、レインシーズンに突入。秋冬の気候の悪さが合わなくて留学を断念して帰国する人もいるという、バンクーバーの天候について現状を紹介します。

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短い短いカナダの春夏が終わり、すっかり秋……というより冬!

「急に寒すぎてもうコート!」最低気温は10度以下、北の国カナダでの生活の現実_img0
写真:Shutterstock

カナダには去年の8月の終わりに来たので、これから2度目の秋冬を迎えます。カナダの春夏はそれはそれはとても素晴らしい気候で、日差しは強いけれど、日陰に入れば涼しくて心地よく、湿気や蒸し暑さもありません。日が落ちるのも遅くて、夜9時頃まで明るく、長い時間屋外で過ごすことができます。

ところが、9月の後半になると、一気に気候が変わります。つい先日までの心地よい晴れの日はなくなり、朝晩は長袖でも寒いくらい冷え込んできます。今週は最低気温は10度以下、最高気温も15度程度。長時間屋外にいる日は、裏がモコモコのスウェットパンツやコートを羽織っていてちょうどいいくらい。つい先日は雨の中、子供の野球観戦をしていたときは、念の為と思って持参したロングダウンを着ていたくらい。もう秋を通り越して、冬です!

東京はまだまだ最低気温でも20度前後と聞いているので、大きな違いですね。

しかも、厄介なのは、この寒さが長く続くということ。その年によりますが、4月や5月くらいまで寒いことも……。実質、素晴らしい気候なのは6月〜8月のたった3ヵ月程度。寒さが苦手な筆者にとっては耐え忍ぶ冬になります。

バンクーバー地域は、レインシーズンに突入

「急に寒すぎてもうコート!」最低気温は10度以下、北の国カナダでの生活の現実_img1
写真:Shutterstock

しかも、バンクーバー地域はこれからレインシーズン。毎日どんよりとした曇り空かしとしと雨。ここ数日は、風も強く吹いていました。

ほぼ毎日雨、曇りでもいつ通り雨が降るか分からないので、この時期のおしゃれも難しい。濡れたら困る服や靴、バッグは諦め、防寒・防風・撥水・防水性のある機能性重視のファッションになってしまいます。

 
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