小手先のテクニックでは、幸せになれない


いつからか、小手先のテクニックばかり使う人が増えてきました。現代は、巷にノウハウ情報が溢れ、恋愛ですら、テクニックを駆使して、恋愛を成就しようとする人は少なくありません。
人を本当に愛するよりも、小手先のテクニックを使ったほうが楽だからです。それくらい、人を本当の意味で愛せるようになるためには、もっと根本的に内面を成長させ、精神を成熟させる必要がありますしね。
でも、結局、そこから逃げてしまうと、たとえ恋愛しても、結婚しても、幸せになれないことは多いでしょう。“本質”が見えていないからです。

 

「仕事で出世できればいい」「お金さえ稼げればいい」「恋人ができればいい」「結婚できればいい」……そんな“表面的なもの”ばかり見ている人が増えてきました。
“損得勘定”でものを考えている限り、その人の世界は薄っぺらな、空虚なものになりがちです。
なぜなら、本当の幸せは、“損得勘定を超えたところ”にあるからです。仕事でも、人を喜ばせることができるから、面白いのであり、恋愛でも人を心から愛すことができるから、喜びがあるのです。
人間関係でも、相手と信頼し合って、絆を深めていくから、感動が生まれるのです。

“本当の幸せ”を求める気持ちがあれば、もっと根本的な部分(自分の内面)に向き合わざるを得なくてはならないことに気づくはず。そうしたら、トラブルメーカーになんて、なっている場合ではないことに気づくでしょう。

もちろん、気を付けていても、悪い人でなくても、トラブルやすれ違いは起こりやすいもの。だからこそ、その都度、反省し、相手を思いやり、また、自分自身も「もっといい人間でいたい」と願うものなのではないでしょうか。

トラブルが起こったときこそ、自分が変わるチャンス。逃げずに、自己の根本から向き合い、乗り越えていきたいものですね。

 

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