数々のユニークなダンス振付で知られる、振付師でタレントのパパイヤ鈴木さん。映画、テレビ、アニメ、さらには多くの著名人から依頼が絶えない人気ぶりです。最近ではあのポジティブ女王・アン ミカさんのオリジナルMV「アンミカーニバル」の振付も手がけ、JOYSOUNDでのカラオケ配信も決まりました!

書籍『Let’s Do アンミカ! アン ミカの ポジティブ相談室』の特典はフルバージョンのご視聴QRコードつき☆ JOYSOUNDのカラオケにも入りました!

なぜパパイヤさんが振り付けるダンスは、こんなにも見る者をワクワクさせるのでしょう? 実はそこには、パパイヤさんのダンスに対する熱い信念と哲学がありました!

 

ダンスと体操は実はあまり違わない


コロナ禍真最中の2022年、パパイヤ鈴木さんは落ち込み気味な気持ちをアゲてもらおうと、『パパイヤ鈴木の元気が出るダンス』なるダンスプログラム本をリリースしています。心のリフレッシュに身体的アプローチは効果的、とはよく言われますが、ことダンスが持つ力にはどのようなものがあるのでしょう?

「あまりそういうイメージはないと思うんですけど、ダンスって有酸素運動なんですよ。でも有酸素運動というと、どちらかというと歩いたり走ったりというのが思い浮かびますよね。それらってダイエットのためとか健康のためとか、ちょっと義務的な感じがしますけど、ダンスはやりたくてやるもの。クラブで踊ったり、カラオケで歌に合わせて踊ったり。何かのためではなく、趣味に近い。そういう『やりたい』『楽しい』だけでおこなう有酸素運動って、僕はあまりないのかなって思っていて」

パパイヤさんによると、ダンスは実は体操とほとんど違いがないのだそうです。

ただ気持ちの入口が違うだけなんですよ。体操は健康のためにやるもので、ダンスは趣味としてやるもの、という。だからダンスには『恥ずかしい』という先入観があるんですよね。僕は厚生労働省の仕事などで高齢の方にダンスを教えることもあるんですけど、そういうときは、普段やっているような体操の動きにちょっとリズムをつけるんです。たとえばラジオ体操を氷川きよしの歌に合わせてやってもらうとか、北島三郎の『まつり』に合わせて体操をするとか。それだけで一気に踊りっぽく見えるようになって、皆さん楽しそうにやってくれます。で、終わってみれば軽く汗をかいていて、心もスッキリしている。この“楽しい有酸素運動”というのが、ダンスの一番の魅力かなと思います」