2023年の11月・12月は開運アクションに最適!
なぜ2024年になってからではなく、2023年の11月・12月からアクションを起こすといいのか。それは「月運」に深く関係があるのだそうです。
「2023年11月・12月の月運は十干十二支でいうと5年に一度、最後の60番から先頭の1番に戻るタイミング。それは西暦の下1桁が3か8の年に必ず起こります。2023年11月は、60番目の癸亥(みずのと・い)が巡ってくる月。癸と亥は両方“水”の性質を持つため“気”が偏り、これまでのことが目に見えて表れやすくなります。翌月の12月は十干十二支の先頭の甲子(きのえ・ね)に戻るので、つまり新たな切り替えのタイミング。変えられないと考えていたことにチャレンジしてみると思いがけず形になり、2024年への大きな足がかりになります」
「自立心」を育てることがカギ
“気が偏る”と聞くと少々不穏な空気を感じますが、水晶先生によると決して悪いことではないそう。「頭ではわかっているけれどなかなかできなかったことが、気が偏っている時は割とできるようになる」のだとか。十干十二支の「終わりと始まり」の運気が、背中を押してくれるのだそうです。
「2023年の年末、そして2024年に育てた希望は、その先の時代を生きる支柱になります。2025年以降も時代は加速度的に変わっていきますが、ひとつ目標や希望を持って、人として一本筋を通していれば、少々大変なことがあっても揺らぐことなく、希望を捨てずに生きられるはず。2024年に巡ってくる甲辰(きのえ・たつ)の甲には1本の大木のように“自立”の意味もありますから、自分のことは自分で守る。誰かを頼らず自分の足で立つ。そんな気概を持つことを意識するといいでしょう」
ちなみに2024年は、西洋占星術でも5月26日に幸運の星・木星が牡牛座から双子座に移動しますが、前半の牡牛座は特に「植物」や「花」もキーワード。水晶先生は、次のように話してくれました。
「自分で植物や花を育てることはもちろんいいです。それに、植物や花は平和の象徴でもありますから、戦争や天災で荒れ果てた土地に一輪の花が咲く。そうした光景をイメージしたい年。荒廃した地に草花の息吹が戻るよう、平和を願う穏やかな気持ちも持ち続けていたい1年です」
水晶玉子(すいしょう・たまこ)さん
占術研究家。西洋・東洋の枠を超え、多様な占術を研究、執筆。「ダウンタウンDX」「ゴゴスマ」等のTVやラジオに多数出演。空海が日本に伝えた宿曜経を現代に活かしたオリジナルの「オリエンタル占星術」は、“魔のウィーク”や“六害宿”など毎日の運勢が怖いほど当たる!と定評があり、ファン多数。『MEN'S NON-NO』『CLASSY.』などの雑誌連載や特集、「オリエンタル占星術」「新ペルシャン占星術」などの占いサイトも好評。LINE、Facebook、Instagram、X(元ツイッター)@Suisho_Tamakoでは暦や、話題の出来事、愛するうさぎについて発信中。
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取材・文/金澤英恵
構成/山崎 恵
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