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「当たりすぎて怖い!」と評判の占術研究家・水晶玉子先生。オリジナル占術「オリエンタル占星術」をはじめ、西洋占星術・東洋占星術を駆使して、来年、そしてこれから私たちがどうすればいいのかを毎年優しく教えてくれます。新型コロナが5類に移行し、日常を少しずつ取り戻し始めた2023年ですが、昨年、水晶先生にはどんな1年が見えていたのか。全3回の1回目は、水晶先生と一緒に2023年を振り返ります。
 

「歴史の節目」に立ち会った2023年


2023年は、オリエンタル占星術では「井宿(せいしゅく)」、さらに十干十二支(じっかんじゅうにし)では「癸卯(みずのと・う)」。いずれも「きれいな飲み水を作る」イメージの年、と昨年の取材で教えてくれた水晶先生。2023年を振り返って、「井戸の水はきれいでないと役に立たないように、濾過や浄化を想起させることがあちらこちらで起こった1年でした」と話します。

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その言葉の通り、長年明るみに出なかった・沈黙されていたことが一気に表面化した2023年。故・ジャニー喜多川氏の性加害問題、ビッグモーター不正事件、旧統一教会の解散請求への動きなど、真相究明や是正に向けた動きが活発になりました。

 

昨年、水晶先生が話していた
「癸は、甲(きのえ)から始まる十干の巡りの最後の“気”であり、古いものを整理して次へ進む年になる」
という言葉。それに象徴される出来事も多い1年だったように感じます。

「2023年の中でも、特に9月は十干十二支では辛酉(かのと・とり)で、社会の流れが180度変わる・けじめをつけて次に進むという月。旧ジャニーズ事務所が最初の会見を開き、性加害の事実を認めたのが9月というのも、占術家としては非常に興味深かったです。

2020年頃から大きな時代の曲がり角に差し掛かっていますが、2023年はそのヘアピンカーブを曲がり切る頃。残るべきものは残りますが、長年にわたり蓄積した“よどみ”は新時代のために浄化されていく。2024年の節分まではそんな動きがまだまだ続きそうです」

 
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