今はSNSでだれでも情報を発信できる時代。あなたが知りたかった情報は、誰かがもうネットの海で発信しているかも。本特集は、ミモレ編集部から「新たな視点を得ることができる」「癒しになる」「知らない世界のリアルがわかる」情報をSNSで発信し、密かにバズっている人=「バズり人(びと)」さんのSNSアカウントをご紹介します。
第八回は、日常ですぐできるストレッチをわかりやすいイラストとともにX(旧Twitter)で日々発信し続ける「とぴー|からだを楽にするプロ」さんにインタビューしました。
とぴーさんは、NSCA認定パーソナルトレーナー、メンタルコーチの資格を持ったプロスポーツ選手専属コーチで、プロ選手を120名輩出したほか、高校球児や高校野球のトレーニングサポート、中高生のテニスなどのコーチ経験があるそうです。

ストレッチを続けるコツは「ながら」で「意識を分散させる」!【とぴー|からだを楽にするプロ】さん_img0
 


イラストで、肩甲骨と背骨の間の筋肉を伸ばす方法もわかりやすく!


――とぴーさんのポスト(投稿)は、いつもストレッチを解説したイラストがわかりやすいなと思っているのですが、このようなイラスト入りのポストを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

身体のどの部分を伸ばしているのかがぱっと一目でわかるストレッチの実写風イラストが特徴のとぴーさんのポスト。

とぴーさん:ストレッチのやり方をどうやったら伝わるかと思い、実写よりも少し柔らかい印象にしたくてこのようなイラストを入れて説明するポスト(投稿)を始めました。このイラストは、誰かに描いてもらっているわけではなく、自分で撮影した写真をイラスト風に加工しています。

 

――ご自身が想像した以上に反響が大きかったポストはありますか。

とぴーさん:肩甲骨と背骨の間の筋肉「菱形筋」を伸ばす方法のポストですね。このストレッチはリアルで教えた時にも結構ウケがいいのですが、このポストで1000人くらいフォロワーさんが増えました。

肩甲骨と背骨の間の筋肉「菱形筋」を伸ばす方法。足は斜め下に伸ばすと、菱形筋がすごく伸びる感覚を得られます。

――このストレッチ、試してみたら、普段伸ばしていない部分の筋肉が伸びる感じがして気持ちよかったんですよ。私もとぴーさんのポストで初めて知ったのですが、あまり知られていないやり方のような気がします。

とぴーさん:イラストでは表現しきれていないのですが、このストレッチをする時には足を斜め下に伸ばすといいですよ。
 

ミモレ世代の二大悩み、腰痛と肩こりにいいストレッチは


――ミモレ世代の女性だと、腰痛と肩こりが二大悩みだと思うのですが、時間がない人でも、まずこれだけはやった方がいいよっていうストレッチはありますか。

とぴーさん:腰痛や肩こりに悩んでいる方には、ストレッチはなるべくたくさんやっていただきたいんですよね。女性に多い反り腰の方は、腸腰筋や太もも表(大腿四頭筋)のストレッチが必要ですね。反り腰の改善には腹筋も効果的なのです。

あと、前屈が苦手な人は、太もも裏(ハムストリングス)が硬い人が多いので、太もも裏のストレッチが必要です。

腰痛は「太もも裏やお尻の硬さが原因の場合が多い」とのこと。

反り腰の人には必須のストレッチ。

あなたは猫背? 反り腰?

ただ、忙しかったり、めんどくさくなってストレッチが続けられないという人が多いんですよ。そんな人に向けて、「ながらコア」をおすすめしています。お腹を引っ込めるだけで体幹を鍛えられるので腰痛になりにくくなります。お腹を引っ込めるというすごく簡単なものですがそれでも忘れちゃうという人には「お腹ペタンコ部」というLINEのグループをおすすめしています。

ストレッチが続けられない人におすすめの「ながらコア」

投稿を見るだけで「ながらコア」を思い出せる無料かつ匿名で参加できるLINEオープンチャットのグループも作っているとぴーさん。


あと、肩こりなら肩甲骨をとにかく積極的に回す、動かすのが一番いいです。

肩こりにいいストレッチいろいろ。

これらのストレッチはよく知られているものも多いんですけれど、やっぱり皆さん続けられない。なので、思い出してもらえるように何回もX(旧Twitter)でポストするようにしています。

――確かに、X(旧Twitter)のタイムラインに流れてくるのを見ると「このストレッチやってみようかな」と思い出せますね。
ストレッチって一日何回くらい、何分くらいやるのがいいんでしょうか。

とぴーさん:最低、一日一回はやってほしいですが、柔軟性を出したいというなら一日三回以上、朝昼晩はやってみてください。一つのポーズは基本的には最低20秒、理想は30〜40秒くらいキープできるといいです。
一回のストレッチ全体の時間としては、忙しい人なら5〜10分くらいでいいですよ。時間が取れる時なら30分くらいかけてもいいと思います。


⋯⋯でも「よし、やろう」と構えていると続かないんですよ、ストレッチって。

 
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