これから閉経する人へのメッセージ


自分が経験してきたからこそのメッセージは優しい思いやりに溢れており、これから閉経を迎える人たちへ道しるべとなるものでした。

「閉経は寂しい?」それとも「待ち遠しい?」体と心の変化にどう向き合っていますか【40代〜50代調査】_img0
 

本音その1 
「過度に怯えることも怖がることもないです。ホルモンが減ることで起きる不調も人それぞれ。何かあれば対処法はあるので婦人科へ行きましょう」50代
「閉経したら女性じゃなくなるイメージが刷り込まれてしまっていた。実際は生理がなかった頃に戻っただけ。晴れやかに、かろやかに女性を楽しみましょう」50代 
「案ずるより産むが易し」50代

人は誰でも「未知への恐怖」があるもの。この先訪れるであろう閉経に不安を抱くのは当然のことです。そんな不安な方へ、既に一歩先を行くミドル女性からの頼もしく思いやりの溢れる言葉。まさに「案ずるより産むが易し」一歩踏み出す勇気をもらえるようです。何かあれば婦人科へ! 自分と合うドクターを見つけることも大切との意見もありました。
 

本音その2 
「閉経後の女性ホルモンの低下が関係しているのか、以前より肌が乾燥するようになった気がする。肌のお手入れは今以上丁寧にしておいて損はないです」50代
「閉経したからといってガラッと容姿が変わることはないので、過度に恐れることはない。どーんと構えていきましょう」50代

閉経後、自身の身体がどう変化するのか? 未体験な世界だけに不安も大きくなるようですが、不安があっても備えていれば過度に恐れることはない! そんな力強い前向きなメッセージで元気づけてくれる方も多くいた印象でした。
 

本音その3 
「閉経後、夫に “私はもう女性じゃないのかな?” と言うと“男子トイレも男湯にも入らないんだから女性だよ。一体なに言っているの?” と言われた。確かにそのとおり! いくつになっても女性は女性なのです。多少の体調の不安はあるけれどこれからも女性を楽しんでいきましょう!」50代

 巷で耳にする「閉経後は女性ではなくなる」説。こういった、ある種の思い込みを払拭してくれる自分以外の人間、パートナーなどの存在は大きいようです。現実は、まだまだ閉経に対してオープンに話せるとは言い難いかもしれませんが、一人で考え込まず誰かに話すことで心のモヤモヤが晴れるのであれば、想いを打ち明ける事も良い方法かもしれません。
 

注1、注2、注3、注5:【参考】公益社団法人 日本産科婦人科学会HP
注4:【参考】一般社団法人 日本内分泌学会HP

 

文/ホリグチ・ナオコ
 イラスト/カルピ子
 

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「閉経は寂しい?」それとも「待ち遠しい?」体と心の変化にどう向き合っていますか【40代〜50代調査】_img1
 

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