先日、移住後にカナダ・バンクーバーの家賃が高くなりすぎていて、大誤算だったという記事を書きました。今回は、家賃だけでなく、留学生の学費まで上がってしまった悲しい話について紹介します。

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家賃だけでなく、学費まで「高くなっている」、海外留学の現実

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2023年9月から、息子はGrade8の学年が始まったばかりですが、私が住んでいる学区の教育委員会から、2024年9月に始まる新学期の支払い連絡が来ました……。来年も留学を希望するなら、いつまでに申し込みをして、1年分の学費などをすべて支払ってください、というものです。

去年、2年目の延長申請をした際も、これくらいの時期だったので、支払い期日が早いことには驚きはしなかったのですが、なんと「また」留学費用が上がっていたのです……。

留学費用は、息子を初めて留学させた2022年9月から、そして2年目の2023年9月から、さらに今回の申請に関係する2024年9月からで、毎年1000ドルのペースで上がっています。さらには円安でもあるので、“感覚的には”当初は150万円だったものが、今では200万円くらいに感じてしまうようになりました。

単身留学の場合はこれに加えてホームステイ費、親子留学の場合は家賃と生活費がかかってきます。

今後もこのようなペースで、学費も家賃も上がっていくなら、留学を延長する場合、このままの形で本当に良いのか、考え直さなければならないタイミングにきているように思います。

カナダは子供の学費を無料にできる方法がある

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以前も少し書いたことがありますが、カナダでは親子留学の場合、子供が公立の学校(高校生終了まで)に通うなら、条件次第で学費が無料になる方法があります。これは裏ワザ的なものではなく、カナダの教育委員会が正式に認めているものです(地域によって、細かいルールがありますので、必ず希望の教育委員会にご確認ください)。

①親が1年以上の就労ビザを持っている(就労時間何時間以上などというルールもありますので、ご確認を)
②親が1年以上の学生ビザを持っている(どの学校でも良いわけではないので要注意です)

大きくはこの2つの方法になります。
誤解があっては困るので何度も言いますが、学区により条件は異なりますので、必ず無料にできるとは限りません。教育委員会、または専門家に確認するのが確実でしょう。

 
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