日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、義家族との関係でのモヤモヤエピソードです。
「夕飯作りに行こうか」…結構です!
エピソードをお寄せくださったのは、会社員として働きながら小学生を育てるオリエさん(40歳・会社員)。
夫と共働きしながら、小学4年生の息子を育てています。夫とは元同僚で、私が産後復職した後、夫は転職しました。もともと私は仕事好きタイプ、夫は出世には興味がなくマイペースに働きたいタイプなので、今は夫が家事育児を多めに負担する形に落ち着いています。
モヤモヤしているのは夫の両親のこと。我が家からは電車を使って50分程度のところに住んでいるのですが、ことあるごとに連絡をよこすんです。
「共働きで大変でしょう」「普段何を食べてるの?」「●●君(息子)の進路はどうするつもりなの?」
「我が家は大丈夫ですよ。ちゃんとやっています」と返すのですが、「オリエさんも大変でしょうから、夕飯作りに行こうか」「おじいちゃんも毎日暇だし、●●君を預かるわよ」と何かと関わってこようとします。専業主婦の義母と、定年退職した義父は、暇を持て余しているんだろうな……と。いちいち返事をするのも大変なのに、決まって(夫ではなくて)私に連絡をよこすのもうんざり。
義両親のことが嫌いなわけではありませんが、自宅に来て色々干渉されるのは嫌です。それに私は、妻がバリバリ働き、夫が家事・育児を主に担当する我が家の形を誇りに思っています。夫もそのつもりで楽な職場に転職したのだと思うし、すごく大変そうにしている訳ではありません。義両親にしつこくされるとき、夫や息子に「うちは大丈夫だよね?」と聞くことがありますが、特に不満はないそうです。
「おせっかい」にも愛がある
仕事×家事×育児という難しい問題に、家族と協力し合って取り組んでらっしゃるんですね。既存の価値観にとらわれず、「これが我が家の形」と誇りに思える家庭を築いているというのは本当に素敵です。
きっとそれも、オリエさんとご主人がいろんな苦労を重ねてのことですよね。そうですと尚更、義両親さんたちからの声掛けは「外野からのおせっかい」に感じてしまうのかもしれませんね。たしかに、緻密なやりくりとチームワークで日々を回していると、唐突で単発的な手助けというのは逆に厄介なものなのかも。
一方で思うのは、義両親さんたちも、オリエさんの家庭を否定している訳ではないんじゃないかなということ。オリエさんご夫婦が全力で頑張っていることを理解した上で、「せっかく時間がある自分たちが、何か手伝えることはないか」と考えてくれているのではないでしょうか。それをお二人なりに考えて、例えば夕食を作ってあげるとか、たまに息子さんを預かってオリエさんたちに自由時間をあげるとか、アイディアを投げてきてくれているんだと思います。それは、義両親さんたちの愛情ですよね。
ただし、愛ゆえに無自覚に相手を傷つけたり迷惑に思われたりするというのも「あるある」です。一つご提案なのが、義両親さんたちからの連絡は、ご主人にしてもらうようにお願いするのはどうでしょうか?
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