とどまることを知らない韓国ドラマブーム。当記事は、ライター・小澤サチエが、韓国俳優たちの芸能事情を紹介します。
ドロドロ系韓国ドラマに欠かせないのが、憎き「悪役」の存在。大ヒットした韓国ドラマには、必ずと言っていいほど名悪役が登場します。
誰もが知っている韓国ドラマ『梨泰院クラス』『愛の不時着』などを振り返ってみても、確かに強烈な悪役が出てきましたよね。主人公と同じくらい、悪役の演技力がドラマの成功を決定づける……と言っても過言ではないのかもしれません。
そして、悪役をキッカケにブレイクした俳優や、“悪役俳優”として知られ、数々のドラマで活躍している俳優も存在します。今回は、一度見たらクセになる、カリスマ性溢れる悪役俳優たちを紹介します!
アラフォーで悪役俳優に転身!イケメン俳優キム・ジフン
最初に紹介するのは、40代のワイルドイケメンの代表キム・ジフン(42)。
20代の頃は、キュートな雰囲気の王道イケメンのイメージが強かったキム・ジフンですが、30代後半頃から悪役に挑戦。特に2020年に放送されたドラマ『悪の花』でのサイコパスな演技が高く評価され、大幅なイメージチェンジに成功しました。
最近ではNetflix映画『バレリーナ』でも悪役を演じて強烈なインパクトを残しました。
本人も「オファーを受けるかかなり悩んだ」という性犯罪者の役。正直かなり気分が悪くなるキャラクターだったので、「ああ、キム・ジフンがこんな鬼畜な役柄を……」と、とても複雑な心境にはなりますが……。俳優としては新たな挑戦となった作品に違いありません。
遅咲きの名悪役! 『イカゲーム』で世界的ブレイクを果たしたホ・ソンテ
『イカゲーム』で知られるホ・ソンテ(46)。もともとは大企業の営業マンだったという経歴の持ち主で、俳優になったのは30代半ばだそう。
遅咲きではありますが、これまで映画やドラマでさまざまな役を演じてきた、名脇役俳優の1人。組長役やギャングの役などヒールな役柄が多いです。世界的にその存在を知られるようになったのは『イカゲーム』のドクス役。
悪役は悪役でも、ユニークなキャラのせいなのか、いつもどこか憎めないところが特徴です。個人的に私も大好きな悪役俳優のひとり。ホ・ソンテが出演しているだけで「お!!」と思えるような、作品そのもののクオリティーもワンランクあがる頼もしい存在です。
韓ドラ界を代表する、サイコパスな悪役俳優オム・ギジュン
悪役俳優……と聞いて、オム・ギジュン(47)の顔を思い浮かべる人も多いかもしれません。『ペントハウス』『被告人』『シスターズ』などで悪役を演じている、韓ドラ界を代表する名悪役俳優。冷酷で不気味なオーラを放つキャラを演じるのが本当にうまいです!
『ペントハウス』のチュ・ダンテ役が特に有名で、韓ドラ史上に残るレベルの徹底的な悪役ぶりが話題となりました。
悪役を演じている時はサイコパスな雰囲気にゾッとさせられますが、実際はクールな顔立ちとスマートな雰囲気の、素敵なアラフィフです。最近は、『ペントハウス』の監督と脚本家による新作ドラマ『7人の脱出』への出演が話題となりました。
以上、韓国ドラマで名悪役として活躍する俳優たちを紹介しました。
ドラマのヒットを支えているのは、主人公だけではないということを改めて感じます。ぜひ彼らの出演作品をチェックしてみてください。
構成/山本理沙
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