とどまることを知らない韓国ドラマブーム。当記事は、ライター・小澤サチエが、韓国俳優たちの芸能事情を紹介します。

2023年も、たくさんの俳優が素晴らしい活躍を見せてくれました。若手俳優たちの台頭も目まぐるしいですが、ベテランでありながらも再ブレイクを果たした俳優にも注目したいところ。

今回は、数多くの俳優たちの中でも、特に輝いていた2人の50代女優を紹介します。
 

50代で再ブレイク! 「韓国のマドンナ」と呼ばれるオム・ジョンファ

元祖セクシークイーンのオム・ジョンファ。ドラマ『医師チャ・ジョンスク』のヒットで女性も虜に!? 写真:アフロ

今年、主演ドラマ『医師チャ・ジョンスク』が大ヒットした、ベテラン女優兼歌手のオム・ジョンファ(54)。

『医師チャ・ジョンスク』では、専業主婦から一念発起、かつて諦めた医師の夢を取り戻すため奮闘する46歳のヒロインを演じました。さらに不倫夫に逆襲していくというスカッと系ストーリーも相まって、多くの女性視聴者の応援や共感を呼び、ドラマは大成功。オム・ジョンファの人気に再び火がつきました。

オム・ジョンファのデビューは1993年。歌手兼女優として活動をスタートし、全盛期当時はセクシー系のコンセプトで多くのファンを魅了。「韓国のマドンナ」と呼ばれました。そんな彼女が今年、ドラマのヒットを経て第2の全盛期を迎えたと言われています。

最近は、東京ドームで開催されたMAMA(最大級のK-POP音楽授賞式)のレッドカーペットにも、オム・ジョンファが登場し、話題となりました。

またオム・ジョンファのInstagramには数々のスターと撮影したショットが登場するので、韓国芸能好きにはたまりません。


BTSのSUGAと肩を並べたショットや、俳優のパク・ボゴムとのツーショットなども。


そして元祖セクシークイーンと呼ばれたオム・ジョンファだけあって、50代となった現在も、惜しみなくグラマーなスタイルをアピール。大胆な衣装もたびたび披露しています。

さすが韓国のマドンナ。54歳となった現在も抜群スタイルが眩しい! 写真:アフロ

ステージ上のパフォーマンスも、超エネルギッシュ! 抜群のスタイルとキレキレのダンスが本当にかっこいいです。彼女のパフォーマンスを見ると、「韓国のマドンナ」というニックネームがつくのも納得してしまいます。

 


50歳で恋愛ドラマのヒロインに抜擢! チョン・ドヨン

「百想芸術大賞」では、クールかつセクシーなパンツスタイルで登場。 写真:アフロ

チョン・ドヨンは、今年は主演ドラマ『イルタ・スキャンダル』が高視聴率を記録。現在50歳ですが、恋愛ドラマのヒロインに抜擢されました!

従来のヒロイン像とは異なる、飾らない自然体なスタイルの主人公が好感度満点。10歳年下の俳優チョン・ギョンホとのハートフルなロマンスで、私たちを楽しませてくれました。

またNetflixでの主演映画『キル・ボクスン』も話題に。『イルタ・スキャンダル』とは大きくイメージを変え、殺し屋のシングルマザー役に挑戦しました。激しいアクションシーンがとんでもなくカッコよかったです!

チョン・ドヨンは、過去にはカンヌ国際映画祭女優賞も獲得している正真正銘の演技派女優。TVドラマは前作(2021年の『人間失格』)が視聴率低迷で苦しんだだけに、今年は勢いを盛り返した1年となったはず。

次の出演映画では、『ザ・グローリー』のいじめっ子役で今年大ブレイクを果たしたイム・ジヨンとの共演が決まっており、期待大! 50代も大活躍の予感です。

カンヌ女優の底力! 『キル・ボクスン』では殺し屋を演じたチョン・ドヨン。写真:アフロ


以上、2023年に輝いていた2人の女優、オム・ジョンファとチョン・ドヨンを紹介しました。

30年以上のキャリアを重ねる大ベテラン女優でありながらも、今年あらためて注目を浴びることになった2人。50代で再ブレイクするのも納得するほど、2人とも美しいだけではなくパワフルでエネルギッシュ。来年の活躍もとても楽しみです!


構成/山本理沙
 

 

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