Netflix シリーズ『サンクチュアリ -聖域-』
痛快スポ根!相撲界の裏側をドラマにハマり役が揃い過ぎ
Netflix日本オリジナル歴代最高の痛快さを味わえます。「サンクチュアリ -聖域-」は大相撲を舞台に崖っぷち人生から這い上がる全8話のドラマです。「猿桜(えんおう)」こと、小瀬清という名の九州男児が主役。「角界ぶっ壊す フォー!」と、中指まで立てて旧態依然に対して悪態をつく、やんちゃっぷりが魅力です。
この役に大抜擢された一ノ瀬ワタルはこれをきっかけにすっかりブレイクしています。とにかくハマり役だらけ。主役の相棒ポジションの染谷将太に、親方役のピエール瀧、女将役の小雪、そしてベテラン記者役の田口トモロヲが、人間性の高いキャラクターを嫌味なく演じています。
今どき女子をそつなく演じた忽那汐里や猿桜の父親役のきたろう、母親役の余貴美子も印象的。もがきながら生きる泥臭さについ心打たれてしまいます。染谷演じる清水が猿桜に向かって「君は土俵に生きるべき人間だ!」と言い放つ割とベタな台詞でさえもピュアな気持ちにさせる力を持っています。
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