みなさん、こんにちは。
今回は、編集部・藤本さんの【②ファンデーション編】です。前回の【①カラー下地編】に引き続き、どんな風に変身するのでしょうか? 

前回記事
【イガリメイク】「年々雰囲気にドスが効いてくる…」コンサバな顔立ちを親しみやすく&今っぽくするカラー下地の選び方>>

 

おさらいになりますが、藤本さんのお悩みは「くまと赤みが気になるけれどコンシーラーの使い方がイマイチわからなくて……。あとは、コンサバ顔なので老けていくと、どんどんコンサバ指数高めの顔になっていく気がして。どうにか今っぽくしていきたいですね」とのこと。

イガリさんによるマトリックス上ではゴリラ×キリンゾーンに位置するお顔立ちです。
凹凸があって目鼻立ちくっきり。それにより、顔の中で“面”となる部分が少ないのでゴリラもキリンもマックス指数という顔立ちです」(イガリさん)

 
確かに横から立体感を見てみると、額から鼻、口元にかけての凹凸感だけでなく、頬骨がしっかりしていることで、頬のぷっくり感もあるお顔立ち。

これを踏まえて、前回は下地、コンシーラーによる肌色補正を行いました。肌に柔らかさと透明感を引き出したイガリさんが、次に手に取ったのは……

パウダーハイライト(マック)。これはなぜでしょう?
「凹凸感がある顔立ちということは、影ができやすいということ。ハイライトを全体になじませることで、パーツによる高低差を埋めていきます」(イガリさん)
「華やか顔の方に多いのですが、凹凸感による影までもが主張になってしまうんです。前回、藤本さんがご自身の顔を“ドスが効いている”とおっしゃっていましたが、そんな影のような余計な主張が多いからです」とのこと。メイクで魅力になる主張は生かし、余計な主張はなくすというワケです。

メイクルームでのイガリさんテクニックから抜粋。ブラシの先端や側面を使って、顔の凸部分の周囲の影を払うようにハイライトをなじませます。

こういう方、多いのではないでしょうか?
かく言う私、ライター畑中もそうです。若い頃は“華やか顔”と言われ、チヤホヤされることもありました(笑)。けれど、40代になると華やかさによる影はシミやくすみと相まって“圧”に変わってしまうのですね……。加齢によるたるみやくすみが要因だと思っていましたが、顔が変わってしまったワケはそれだけではなかった。――イガリさんのメイクを通じて言語化することができ、これからのメイクの指標が一本見えた感じがします。

お次はいよいよファンデーションの出番です。

 
 
  • 1
  • 2