みなさん、こんにちは。
前回、ベースメイクまでを解説した編集部の藤本さん。今回は、【③眉&チーク編】について解説していきます。

 

前回記事
【イガリメイク】大人の華やか顔にはパウダリーファンデが効く!意外にもツヤ不足にはならない&フレッシュ見えする理由>>

 

おさらいになりますが、藤本さんのお悩みは「コンサバ顔なので老けていくと、どんどんコンサバ指数高めの顔になっていく気がして。どうにか今っぽくしていきたいですね」とのこと。さらに「くまと赤みが気になるけれどコンシーラーの使い方がイマイチわからなくて……」とおっしゃいます。

イガリさんによると、下のマトリックスではゴリラ×キリンゾーンに位置するそう。
凹凸があって目鼻立ちくっきり。それにより、顔の中で“面”となる部分が少ないのでゴリラもキリンもマックス指数という顔立ちです」(イガリさん)

 
確かに横から立体感を見てみると、額から鼻、口元にかけての凹凸感だけでなく、頬骨がしっかりしていることで、頬のぷっくり感もあるお顔立ち。

ここまで下地、コンシーラーファンデーションで、派手顔ならではの影とくすみを抑え透明感を引き出しました。今回いよいよメイクアップですが、ポイントは?

「着地点として目指したいのは、赤みを生かしたメイク。本人もおっしゃるとおりもともと頬の赤みがしっかりあるので、それを天然のチークとして生かしていきます」とイガリさん。
そういって手に取ったのは、ピンク系のアイブロウマスカラ(フジコ)。頬に取り掛かる前にまず眉からなんですね!

左から:マユオタ アイブロウクリームポマード(イガリさん私物)、FUJIKO マジカルアイブロウカラー 04(イガリさん私物)

アイブロウマスカラ(フジコ)で毛流れを整えて、眉をカラーリングします。眉を明るくすることで、華やかな顔立ちに“抜け”を作るのが狙いです。
「ピンクを塗るというよりピンクを使って眉の存在感を抜くイメージ。そうすることで顔全体に余白や広がりが出てきます。藤本さんは眉間が狭いタイプでもあるので、黒やブラウンで眉をしっかり描いてしまうと抜け感がなくなり、華やかな顔立ちと相まって強さが出てしまいやすいんです」(イガリさん)。
眉色を抜くことで眉間を自然と広げて見せることができます。さらに、エレガントな顔立ちに合わせて眉尻は長めに設定。

眉メイクのファーストステップとして眉マスカラを投入するのがイガリさんのメイク。全体を明るくして“抜け”を作ります。それだけでもゴリラ×キリンエリアのコンサバな顔立ちが柔らかな印象に。華やかな顔立ちの方は威圧感を出さないためにも眉はやりすぎないのがコツ。カラーリング後、足りない部分を明るめブラウン(マユオタ)で整えるだけでOK。

「藤本さんのような細面(ほそおもて)タイプの方は眉尻を長めに描くことで目の横幅が広がって見えるんです」。
今回も目指すのは、マトリックスの「今っぽいおしゃれ顔ゾーン」。横幅や広がりがキーワードの魚顔要素にメイクで近づけることがゴール地点。そのために、眉の色と長さで横長印象を調整するという発想は、なるほど!

 
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