体力が落ちてくる40代、実は変化はありがたいこと
真木さんは、とくに新しいアプリとか電子サービスなどはどんどん使ってみることがオススメだと言います。
「たとえば昨年はAIサービス、ChatGPTの登場が話題になりましたが、これを『自分の仕事が奪われるかも』と危機的として捉えるか、あるいは『より便利になるかも』と肯定的に捉えるかで、運気の流れは大きく違ってきます。かつて携帯電話が登場したときも、『そんなものは使わない！』と言っていた人はたくさんいました。でも、今携帯を持っていない人なんてほとんどいないですよね。来るものはどうしたって来ますから、それをいち早く取り入れていったほうが、幸運を味方につけることができます」
どうやらいろいろとリセットを迫られる時代がくるのは間違いないよう。となると、生き方や価値観がやや固定化してきている40代にとっては、少し頑張りが必要そうな気も……。
「ただし古いものは全てダメ、というわけでは決してありません。何をキープし何を変えていくか、その度合いは人によて違うので無理は禁物です。とくに40代ぐらいになってくると、新しい時流に乗るのはやや大変になってきますよね。だから『頑張ってついていかなきゃ』と思うのではなく、『体力が落ちてきてけど、世の中には便利なものがいっぱい登場してきて助かる』というふうに考えて取り入れていくのが良いでしょう。
氷河期という苦境をサバイブし、その後2008年の冥王星移動時にリーマンショックを経験し……という、若い時期に世の中の荒波をかいくぐってきた世代です。激しい変化の時代をサバイブしてきているので、タフさと柔軟性を身に着けているはず。きっと新しい運気にも上手く乗って、充実した人生の後半期を迎えられることと思います！」
第二回目は1月1日に公開予定です！
写真／shutterstock
文／山本奈緒子
構成／藤本容子
真木あかり
占い師。フリーライター兼会社員を経験したのち、占いの道に転身。占星術や四柱推命、タロットなどの占術を使用し、執筆・鑑定を行っている。著書に『真木あかりの超実践星占い入門』（主婦の友社）、『タロットであの人の気持ちがわかる本』（説話社）など。また雑誌『SPRiNG』（宝島社）や「SPUR」（集英社）などの連載の他、アプリ監修も多数行っている。