「運を取りに行く!」という意識が大切
ところが人というのは、上手くいかないときほど「現状を変えたい」と新しい行動を起こしがち。それゆえ四柱推命に関心がなくても、自分の空亡だけは知っておいたほうがいいと真木さんは言います。
「空亡の時期は、新しいことを始めたり思い切った方向転換をするには不向き。でも決して、悪いことばかりが起こる時期というわけではないんです。足固めの時期でもあるので、将来のための勉強をするにはとても良い。また、恋愛における出会いにも恵まれやすいんです。ですから自分の空亡のタイミングだけでも知っておくと、非常に人生を好転させやくなります。
ちなみに私は空亡の時期に、大学に入り直して心理学を学びました。その後、心理学の知識を活かしてブックライターとしてのキャリアを開拓し、様々な仕事に関わらせていただきました。払った学費は倍返しならぬ3倍返しぐらいで戻ってきたと思います(笑)。
このように占いとは、適切なタイミングで適切に動くと大きな威力を発揮します。運勢と聞くと、あらかじめ決められていて変えられないものと思い、受け身になりがちですが、そうではない。『良い運気を取りに行く!』という心持ちでいると、運気の“回収率”のようなものが大きく違ってきます。四柱推命を上手く利用して、来年はもちろん、100歳までの最強の人生プランを立ててほしいと思います」
『シンプル四柱推命 最強の人生をプランニングできる』
真木あかり著 主婦の友社 ¥1900+税
的中率の高さでも知られる四柱推命を、強運な人生のプランニングに活用するためのコツを教える1冊。複雑な四柱推命のメカニズムを、生まれ持っての運命、短期・長期での運勢の展望や対策といった「知りたいこと」にフォーカスして、シンプルに解説。占い初心者でも、生まれたときの星の配置を示した「命式」がすぐに書け、持って生まれた性質や運命の傾向が占えます。また、それらをどう活かすか、乗り越えるか、要注意期をチャンスに変える方法などもひと目で分かるように整理されているので、自分で運勢を好転させていくコツがつかめます!
前回記事「大人気占い師・真木あかり「運気は先取りが基本です!」【四柱推命・占星術・九星気学全てに精通する占いオールラウンダーが読み解く2024年】」>>
写真/shutterstock
文/山本奈緒子
構成/藤本容子
真木あかり
占い師。フリーライター兼会社員を経験したのち、占いの道に転身。占星術や四柱推命、タロットなどの占術を使用し、執筆・鑑定を行っている。著書に『真木あかりの超実践星占い入門』(主婦の友社)、『タロットであの人の気持ちがわかる本』(説話社)など。また雑誌『SPRiNG』(宝島社)や「SPUR」(集英社)などの連載の他、アプリ監修も多数行っている。