“スニーカーなしの生活は考えられない!”というスタイリスト水野利香さん。そして、1年の300日以上はスニーカーで生活する(つまりほぼ夏以外)、エディターの荒川千絵。そんな二人が大人の女性に向けた、最旬スニーカーを厳選しました。
もはや痛い思いまでして靴を履く時代でもなく、無理したファッションを貫く時代でもない。40歳をすぎて、着飾るのではなく着心地に目を向け始めた二人が選ぶ1足とは? 服との合わせやすさ、歩きやすさ、脱ぎ履きのしやすさに注力した太鼓判スニーカーをご紹介します。
 

話題のサロモンのスニーカー。ブームのきっかけは?

左・スニーカー(ACSプロ)¥33000/サロモン(サロモンコールセンター) ソックス¥3630/パンセレラ(真下商事) 右・スニーカー(XT-6)¥28600/サロモン(サロモンコールセンター) 

ラルフ・ローレン氏やコムデギャルソンの川久保 玲氏を筆頭に、ファッション業界の人々が一様に虜となり、スニーカーブームに新風を巻き起こしたフランス発のアウトドアブランド「サロモン」。私たちの世代だと、スキー板やスノーボードでお馴染みのブランドですが、トレイルやロードのランニングシューズ、ハイキングシューズなどのパフォーマンスモデルは、現役のアスリートからもそのスペックの高さで支持を受けています。実際にパフォーマンスモデルのシューズを日常に取り入れるハイセンスな方もいますが、もしデイリーに合わせるなら、まずは“スポーツスタイル”と呼ばれるカテゴリーのものをぜひチェックしてみてください。

スポーツスタイルカテゴリーとは?
過去にパフォーマンスシューズとして出したモデルを、日常使いに適した形に改良し復刻したモデルのこと。多くのスポーツブランドでは、過去にランニングシューズ等として発表されたモデルを改良し、ライフスタイル向けに販売しています。

 


サロモンのおすすめポイント!


① ほとんどのモデルで脱ぎ履きがしやすい“クイックシューレース”を採用。シューレースを緩めて脱ぐ、履いて締める、が慣れてくると、驚くほど脱ぎ履きがストレスフリーになります。
② ヨーロッパブランドならではのカラーリング。まず1足目を選ぶなら、服に馴染みやすいグレーや白、ベージュなどを取り入れた落ち着いた色合いのものを選んでみてください。
③ スポーツライフスタイルと言っても、現役のアスリートがスポーツシーンで履いていた当時と機能性は変わらないため、履き心地も抜群。

そこで今回は、買って間違いない2モデルをご紹介します。
 

カチッとした着こなしにも合う「ACS PRO」

 
スニーカー「ACS PRO」¥33000/サロモン(サロモンコールセンター) ジャケット¥49500、パンツ¥29700/ザ ハンサム ニット¥16500/アルページュストーリー(アルページュストーリー プレスルーム) ブラウス¥47300/キャバン(キャバン 丸の内店) メガネ¥44000/アイヴァン(アイヴァン 東京ギャラリー) ピアス¥39600、ネックレス¥33000/カドー(カドー六本木ヒルズ店) ベルト¥12100/オウレンティ(セムインターナショナル) バッグ¥137500/J&M デヴィッドソン(J&M デヴィッドソン カスタマーセンター)

シューホール(靴紐を通す穴)やアッパー(ソール以外のボディ部)に旬なメタリックカラーが入っているので、今っぽさがあるこちらのモデル。カッチリとしたアッパーのデザインなので、セットアップなどのきれいめなスタイルにもマッチ。むしろ革靴だとマニッシュになりすぎてしまうジャケットとパンツのセットアップに、スニーカーならではのカジュアルさを出してくれます。私は普段、シューレースを収納ポケットに入れず、そのまま出して履くスタイル(なぜなら脱ぎ履きが楽なので)ですが、スポーティな印象が強すぎると思う人は、留め具ごとポケットに収納すれば、きっちりした印象にもなります(荒川)
 

ファッション業界も注目するモデル「XT-6」

 
スニーカー「XT-6」¥28600/サロモン(サロモンコールセンター) ニット¥36300/ウメダ(ウメダニット) スカート¥53900/シートーキョー(エスティームプレス) イヤリング¥13200/プティローブノアー バッグ¥14300/ノマディス(ノーベルバ) タイツ¥3190/タビオ

アッパーに記された”LAB”のロゴ。これはサロモンのすべてのモデルに入っているのではなく、サロモンがアスリートに最大限のパフォーマンスを出してもらうために、プロ仕様に開発したモデルという印です。このシューズが発売された2013年当時は、ウルトラディスタンスレース(100km以上の距離を走るレースのカテゴリー)で戦う多くのアスリートに支持されたシューズでもあります。

その機能性はそのままに、ライフスタイルシューズとして装い新たにドーバーストリートマーケットなどの旬のセレクトショップで取り扱いを始めるようになり、今ではファッション業界の人たちがライフスタイルシューズとして愛用するようになっています。グレーベースは、今季旬なレッドを差し色にしたグレートーンのコーディネートにもマッチ。モノトーンのコーディネートにも相性抜群です(荒川)。


<お問合せ先>
アイヴァン 東京ギャラリー tel. 03-3409-1972
アルページュストーリー プレスルーム tel. 03-6894-8610
ウメダニット tel. 0250-42-3945
エスティームプレス tel. 03-5428-0928
カドー六本木ヒルズ店 tel. 03-6447-1239
キャバン 丸の内店 tel. 03-3286-5105
ザ ハンサム https://the-handsome-brand.com/
サロモンコールセンター tel. 03-6631-0837
J&M デヴィッドソン カスタマーセンター tel. 03-6809-2422
セムインターナショナル tel. 092-622-5221
タビオ tel. 0120-315-924
ノマディス(ノーベルバ) tel. 03-5474-0521
プティローブノアー https://www.petiterobenoire.com/
真下商事 tel. 03-6412-7081

 


撮影/木村 敦(Ajoite)
スタイリング/水野利香
ヘア&メイク/廣瀬浩介
モデル/竹内友梨
構成・文/荒川千絵
 

 

 

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