阿部サダヲさんが、1986年から2024年の現代にタイムスリップしてしまう“昭和のおじさん”に扮するドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)がいよいよ1月26日からスタートします。『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』、『タイガー & ドラゴン』など数々の話題作を世に送り出してきた脚本家・宮藤官九郎さんと、プロデューサー・磯山晶さんが再タッグを組むということもあり、期待大! ということで、今回は本作の見どころをとことん語り尽くしていきたいと思います。
『俺の家の話』ぶりに、クドカンが地上波連ドラに帰ってくる!
2021年放送の『俺の家の話』ぶりに、宮藤官九郎さんが地上波連ドラに帰ってくる……というところから、ワクワクが止まりません。クドカン作品大好きなわたしにとっては、『木更津キャッツアイ』で“猫田”を演じていた阿部サダヲさんが主演を務めるというのも、エモーションを感じる部分のひとつ。
しかし、『不適切にもほどがある!』は、たった数秒の予告を見ただけでも、市郎の不適切な行動の連発にヒヤヒヤさせられました。まず、“愛の鞭と称した厳しい指導をするのが当たり前な体育教師”というフレーズから、炎上の予感が漂いまくっておりますが……。野球部の生徒たちを一列に並べてケツバットをお見舞いしていくなんて、現代だったらSNSで拡散されちゃうやつ。「体罰教師」のレッテルを貼られて、教職を失いかねないやつです。
それでもなんだか憎めないのは、演じている阿部サダヲさんの力量であり、クドカン脚本の魔法。たとえ厳しいことを言っていても、その奥底に愛を感じるんですよね。
阿部さんのほかにも、市郎の一人娘・純子を河合優実さん、市郎がタイムスリップした令和で出会うシングルマザー・犬島渚役を仲里依紗さん、とあるアイドルに心酔するあまり、その身なり言動すべてを完コピする昭和の男子高校生“ムッチ先輩”を磯村勇斗さん……と豪華実力派キャストが盛りだくさんの本作。これは、期待させるにもほどがある!
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