③考察要素たっぷりなストーリーも面白い!
黒岩勉さん脚本なだけあって、やっぱりストーリー展開も面白いです。正直、私は医療ドラマってあまり得意ではないというか。そんなに通ってきていないのですが、それでも楽しめました。『マイファミリー』もそうだったけど、毎話ラストに爆弾を落としてくれるから「はやく次が観たい!」ってなるんですよね。それにしても、初回から3人も死んでしまうのは「飛ばし過ぎやろ〜!」となりましたが……(笑)。
ちなみに、藤巻が探している“真犯人”とは、完全犯罪を可能にする殺人球菌「ギフト」を利用して人殺しをしている人物のこと。第1話を観た段階で、怪しい人物を挙げるとしたら、この3人でしょうか。
・郡司博光(津田健次郎)
・久留米穂希(波瑠)
・奈良茉莉(小野花梨)
まず、郡司はやっぱり怪しい。不倫相手の鶴下は看護師長で、郡司にベタ惚れしていそうなので、「これを患者に飲ませて」なんて頼まれたら、ホイホイ言うことを聞いてしまいそうです。もしも郡司が真犯人だとしたら、自分の手を汚さず……ってタイプな気がする。
そして、久留米は藤巻が「ギフト」の存在に気付いたことを察している人物でもあります。となると、藤巻に「私の球菌を勝手に使いましたね。代償を払っていただきます」と匿名で手紙を送ったのが久留米である可能性が出てきます。しかし、久留米はどちらかというと、藤巻寄りの立場な気もするんですよね。大ごとにしない方がいい、と釘を刺すために手紙を送った説も考えられる。
最後は、大穴で奈良。これはメタ的考察になってしまいますが、小野花梨さんが、ただのチャラチャラした後輩で終わるか……? という。演技力に定評のある小野さんが真犯人だとしたら、ゾワっとする姿を見せてくれる気がします。
さてさて、スタートしたばかりの『グレイトギフト』。みなさんも、木曜日の夜、イケおじたちのイケボに癒やされながら、考察を楽しんでみませんか?
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