飼い主さんとは、50cm~1.5mくらい離れていると心地良い!
ヒトと親しくなるには、相手に関心を持つことが大事。質問を投げかけて、相手に関する情報を収集、ストックできれば、会話が広がったり深まったりしますよね。ところが、打ち解けるどころか、相手が引いてしまうケースも珍しくありません。積極的に行きすぎた結果、逆に距離を取られてしまうパターンです。
“垣根が友情を新鮮に保つ(A hedge between keeps friendship green)”というアメリカのことわざがあるけれど、適切な距離感はどうすればつかめるのでしょうか? ここで、猫たちの出番です。
猫は、「付かず離れず」の達人。近づきすぎず、離れすぎもしないで、一定の距離をキープしながら関係を保ちます。ちなみに、猫が心地良いと感じる飼い主さんとの距離は、50cm~1.5mほどだそう。ただ、例え飼い猫であっても、単独行動をする本来の習性が色濃く残っている場合は、パーソナルスペースを無視されると落ち着かない、不快と感じてストレスになるようです。とはいえ、甘えるときはしっかり甘える彼らは、気分次第で許容範囲の広さが変動することもあるため、「今は近くに寄らないで」のサインを見逃さないことが、適切な距離感をつかむ重要なポイントになってくるでしょう。
これは、ヒトも同じこと。1人でのんびりしたいときや、逆に忙しいとき、体調が悪いときなどにグッと接近されると、良い印象を抱きにくくなってしまうもの。相手の様子を観察し、話したい気分ではなさそうだと思ったときは、別の機会に改めると距離感を見誤ることも減るのではないでしょうか。
「観察するのはいいけど、ジッと視線を合わせたらダメだよ!」猫にとって、瞳を見つめるのは喧嘩を売っているのと同じこと。ヒトもまた、視線が合うと居心地の悪さを感じるのでちょっと注意が必要です。
今日も猫にならって、マインドフルな1日を。
マインドフル猫 相手との距離感を適正に保つ方法
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文・写真/高木沙織
編集/吉川明子
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