”ユニコーン家政夫”に転生した武蔵と隣人たちの正体


早期退職した武蔵は、「ばしゃうまクリーンサービス」というご時世的に印象が良くなさそうな名前の家事代行の会社に再就職し、最高位の”ユニコーン家政夫”・エリア統括部長として活躍していました。偶然とノリにより春牧の家でも働くことになり、危機感ゼロの春田は武蔵に言われて合鍵まで渡す始末。チョロすぎて心配です。いくら元上司とはいえ、自分のことを好きだった人を結婚した家庭に入れるのはちょっとよくないだろう。でもそんなこと気づかないのが春田なんです。


春田の部下・和泉とおむすび屋の店主・菊之助は、春牧の隣の家の住人でした。血まみれで倒れていたり、突然キスしてきたりと、和泉の行動に困惑する春田。和泉のロケットペンダントには(ロケットペンダントしてる人、最近だと呪術廻戦の東堂葵か和泉くらいだと思う)春田に瓜二つの男性の写真が。春田は和泉の死んだ恋人・秋斗にそっくりだったのです。

 

そんな韓国ドラマみたいな、オタクの妄想みたいな設定……個人的にはアリでした。しかも秋斗は春田とは真逆の生意気でワイルドなキャラ。回想シーンもたっぷりあって、思いがけず2パターンの田中圭を楽しめて得した気分になりました(違うか)。


ちなみにプロデューサーなど一部スタッフが同じ作品『あの時キスしておけば』では、井浦新と三浦翔平は元夫婦役(厳密に言うと夫婦は三浦と麻生久美子なのですが、麻生久美子と井浦新の中身が入れ替わってしまうため)。『あの時キスしておけば』以上に共通スタッフが多い『unknown』では、田中圭のわけありの父親が井浦、結婚相手の父親が吉田鋼太郎だったので、これらの作品と観比べるのもおすすめです。

そして、事件が起こるときの春田のリアクションが相変わらず最高。震え、頭を抱え、ときには白目までむく春田。ここまでやりきれるのは田中圭だけだと思います。アクシデントが多すぎる中の春田と牧のいちゃいちゃも癒やし。2人ともやたらモテるけど、やっぱり春牧しか勝たん。