2018年放送のドラマ『花のち晴れ 〜花男 Next Season〜』(TBS系)で、ヒロインを救うために5000万円の課金をしたにも関わらず、振られてしまった“伝説の当て馬”馳天馬を演じていた中川大志さんが、現在放送中の『Eye Love You』(TBS系)でふたたび伝説を残そうとしています。
ともすれば、ヒロインと結ばれる相手役よりも、視聴者人気を集めることがある当て馬キャラ。物心がついたときから当て馬派で、最近も『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』(TBS系)の中沢涼太(間宮祥太朗)、『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系)の樋口拓也(赤楚衛二)と当て馬キャラに落とされてきたわたしは、『Eye Love You』でも中川さん演じる花岡にハートを射抜かれまくっております。だって、あまりにも魅力的すぎる!
そこで本稿では、“当て馬あるある”を踏襲している花岡の行動を振り返りつつ、その魅力を分析していきます。
『Eye Love You』の花岡彰人とは:大学時代にヒロイン・侑里(二階堂ふみ)と出会い、ともにチョコレートショップ「Dolce & Chocolat.」を立ち上げた。一見クールで無愛想だが、実は仕事熱心で面倒見がいい。
①世界一優しい後出しジャンケン
わたしが花岡に“完落ち”したのは、第3話。このドラマのヒロイン・侑里は、目が合った人の心の声が聞こえてしまうテレパスの能力を持っているので、ジャンケンをするときはいつも目をつぶるんです。大学時代からの友人である花岡は、侑里のそのクセに気づいているんですよね。侑里が目をつぶり、チョキを出したのを確認して、あとからパーを出す。しかも、よくよく見ると、最初はグーを出そうとしていたのに、パーに変えてるんですよ。ズルい、ズルすぎる。
さらに注目してほしいのは、ジャンケンに勝って「やったー!」と喜ぶ侑里を見るときの瞳。正直、わたしはジャンケンに負けてくれたことよりも、この優しすぎる瞳にノックダウンしました。えっ、クールキャラのはずなのに、侑里のこと大好きなのダダ漏れやん……って。
ただ、このさり気ない優しさも、相手に気づいてもらえなかったらしていないのと同じ。侑里は花岡の世界一優しい後出しジャンケンを知ることもなく、天真爛漫な年下男子・テオ(チェ・ジョンヒョプ)にのめり込んでいくんですよね(泣ける)。
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