○月×日
朝食:甘酒、しじみの味噌汁
昼食:卵とろろと野菜の揚げ浸しのっけ蕎麦(写真)
夕食:麻婆豆腐、サラダ、ご飯、オクラと卵入りスープ
前の晩に仕込むことで、翌日のごはんがグンと美味しくなるものは?【パリ在住・井筒麻三子のおうちごはん日記】_img0
 

前の晩、飲みながらウキウキと作り置きおかずを仕込んだのを覚えています……残っていたかぼちゃを使い切りたくて、ベーコン炒めに煮物、そしてパプリカとナスと一緒に揚げ浸しも。

そして朝起きたら、微妙に気持ちが悪い。完全に飲みすぎました。どう考えても、お昼はさっぱりしたものしか食べられる気がしない。よろよろとお蕎麦を茹で始め、卵とじとかがいいかな? と考えていたところ、山芋があったことを思い出し。

とろろと卵なんて美味しそうだわ、と山芋をすりおろしたり、かけ汁を作ったりしているうちに体調が回復。結局は食い意地が勝ち、揚げ浸し野菜もついでにプラスすることに。でも、揚げ物が加わると全体にコクが出て美味しくなるので、入れて正解でした。

ちょいと彩りにのっけたのは、ベランダ栽培のみつば。最近ちょっと暖かい日があったのですが、そこで一気に葉が伸びてきて、また食べられるようになりました。早く、紫蘇など、他の薬味類を種まきできるくらいに暖かくなるといいんですが。

 


心がほっこりした、カフェの風景

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先日久しぶりの蚤の市に行ってきたのですが、朝のパリはまだまだ寒くて! 温度は5度となっていたものの、体感気温は1度ぐらいで、蚤の市を見終わった頃は、足元からひえっひえに。

身体を温めるべくカフェに入ってカフェオレを飲み、人心地ついたところでふと周りをみると。おじさまやおばさまたちが、コーヒーを片手に新聞を読んでいる。

カフェには新聞が常時置いてあるようで(写真ボケてますが、右の方の白いものが誰でも読めるようにぶら下げられている新聞)、それを目当てに来ては、じっくりその日のニュースをチェックしているようでした。

実は電車の中などでも、本を取り出して読んでいる人をよく見かけます。フランス人はまだまだ、紙媒体のものを大事にしている人が多いんだなあと、何だか嬉しくなりました。


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心満たされるパリの暮らし』

著:井筒麻三子  写真:Yas
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