――愛子さまご自身が、しっかりと自らの人生を切り開かれていったのですね。
そうですね。ご両親の日常のご活動を通じて自ら選択したのでしょう。環境も大きく影響したかもしれません。日赤の名誉総裁を皇后さまがなさって、さらに各宮家の妃殿下方が名誉副総裁に就いていますし、定例的に日赤社長が両陛下にご進講を行い、時には愛子さまがご一緒することもありました。日赤と皇室の関係は明治期から深く続いており、過去には三笠宮家の瑤子さまが職員として働かれたこともありました。愛子さまの就職もこうした長い皇室との関係があったことも大きな要因になったと思います。さらに付け加えれば、陛下が会見で明らかにしていることですが、愛子さまは、大学で福祉の授業を履修されており、ご自身で福祉について以前から大変関心を持っていたようです。
実際のお仕事の内容は、まだ分かりませんが、2月になって内定者を集めた説明会にも出席され、目下、日赤の事業の内容や歴史などの資料に目を通し、準備されているようです。公務もあるので、毎日出勤というかたちではなく、非常勤となりますが、当然お給料も出ると思います。ただ、警備上の問題もあり、他の職員のように電車やバスではなく、車で通勤することになると思います。
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