周囲を華やかにする愛子さまのお姿
――初出勤は多くの国民が注目することでしょう。その時のファッションも注目したいところです。就職の話題から離れて、これまでの愛子さまのご様子を振り返ってみたいと思います。
愛子さまは、成年皇族になられてから、大学生活の合間を縫って少しずつお出ましの機会が増えています。2019年以来控えていたご一家でのご静養も再開し、昨年(2023年)4月には栃木県の御料牧場に、8月から9月にかけて那須御用邸附属邸でご静養されました。天皇陛下と雅子さまとのご一家の仲睦まじいご様子がニュースで見られましたね。爽やかな笑顔がすてきでした。
大久保さん:昨年(2023年)12月1日にお誕生日を迎えられて22歳になられましたね。愛子さまご誕生も取材しており、今年就職されるということで、感慨深いものがあります。20歳を迎えたときの記者会見の内容も素晴らしかったし、去年12月に3万字以上が条件の卒業論文を提出されました。中世の和歌をテーマに選んでいらっしゃいました。学習院大学の文学部日本語日本文学科で、平安や鎌倉、江戸、明治時代の和歌をはじめとする文学作品などを通して、それぞれの時代の思想や文学への学びを深めてこられた愛子さまらしいテーマ選びでしたね。
――今年1月19日に行われた新年恒例の「歌会始の儀」では、和歌にちなんだお歌をご提出されていました。
大久保さん:そうですね、提出した卒業論文に対して先生方からの質問に答えることやレポートの提出などもある時期だったために、学業を優先にされて「歌会始の儀」は欠席されましたが、お題の「和」の愛子さまのお歌が詠みあげられました。
幾年の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ
いかにも平安朝の文学を学んだ愛子さまらしいお歌で、和歌に対する深い思いが込められています。
――1月1日の「新年祝賀の儀」では、ティアラを着用されたローブデコルテの正装で臨まれました。ティアラとローブデコルテのお姿でお出ましになるのは、2021年の成年の儀式以来、3年ぶりのことです。11日に行われた「講書始の儀」にもお姿をお見せになりましたね。いずれも清楚なお美しさで、目を見張りました。いつまでも見ていたくなるようなお姿でしたね。
大久保さん:愛子さまがお出ましになると、その場が華やかにになりますよね。
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