【メーガン夫人】華奢なチェーンネックレス

2018年10月19日、オセアニアツアーで豪シドニーを訪問。 ネックレス/Verse ドレス/マーティン・グラント 写真:Shutterstock/アフロ

こちらは、ジュエリー大好き、メーガン夫人です。
離脱前のオセアニアツアーでのファッションですが、この時着けているのが、繊細なチェーンに、18カラットのソリッドゴールドのハートがついたネックレス。シンプル、小さめジュエリーが大好きなメーガン夫人らしいチョイスですね。

本来は、繊細ジュエリーを沢山着けるのがお好きな夫人ですが、王室公務時にはそれを控えめにされ、ミニマムに。他人に見えるか見えないかは関係なし、“自分のためにジュエリーは着ける”といった信念がうかがえるメーガン夫人のジュエリーコーデ。

これはブランドの、“ラブレターズ”コレクションの一つですが、夫人チョイスのジュエリーは、女子にはたまらないこだわりやモチーフだったりするところも、私達が注目する理由なんですよね。Tシャツからドレスまで合わせやすいシンプルさと、目立たないサイズ感。思わず欲しくなっちゃう永遠のモチーフ、それがメーガン夫人の愛用ジュエリーです。

 


【ダイアナ元妃】ハート付きのダイヤモンド・ネックレス

1983年7月6日、サリー州のエルムハースト・バレエ学校を訪問。写真:AP/アフロ

ご存知80年代のファッションアイコンと称された、ダイアナ元妃。ファッションはもちろん、ネックレスをチョーカーとして着用したり、ロングネックレスを大きく開いたドレスの背中に合わされたりと、ジュエリーアレンジもお得意だったプリンセスですが、結婚当初は、キュートなハート型ネックレスも愛用されていました。

2連に連なったダイヤモンドのネックレスに、ゴールド&ダイヤモンドのハートが付いたペンダント。21歳のダイアナ妃にとてもよくお似合いですが、実はこれ、前年のウィリアム王子の洗礼式を記念し、夫チャールズ皇太子(当時)から贈られたものなんです。よって初お披露目もその時。その後も幾度となく愛用されていましたが、夫婦間の関係が悪化するに従って、着用も無くなっていったという哀しい事実。

女性にとって幾つになっても大好きなハート型ジュエリーですが、単なるモチーフではなく、実は心情にも密かに直結しているのかもしれませんね……。

そして、英国王室に受け継がれる宝石を着用の現王妃です……。
 

【カミラ王妃】ゴージャスなハート型の宝石付きのネックレス

2012年10月23日、ジェームズ・ボンドシリーズのワールド・プレミアに出席。写真:Photoshot/アフロ

最後は、カミラ王妃。ジェームズ・ボンド・シリーズのワールド・プレミアに出席された際のレッドカーペットファッションですが、大きなカーブを描き、美しいネックラインの鮮やかなベルベットのドレスに合わされたのは、大きなハートシェイプが印象的なネックレス。

パール、ダイヤモンド、アメジストで製作されたソートワール・ネックレスに、大きなハート型のアメジストとブリリアントカットのダイヤモンドが彩るペンダントが施されています。こちらは、1923年にエリザベス2世の母、レディ・エリザベス・ボーズ=ライアンが、ヨーク公アルバート王子(のちのジョージ6世)と婚約された際、義理の祖母アレクサンドラ王妃(国王エドワード7世の妻)から贈られたもので、いわゆる王室に代々受け継がれてきた、至宝の一つです。実は、オリジナルのデザインから長さを短くされ、現代的でなおかつ使いやすくアレンジもされています。

元々アメジストがお好きなカミラ王妃だけに、ドレス共々とてもお似合いになっていますね。ご自身のダイヤモンド&アメジストのイヤリングと合わせ、全身同系色でジュエリーが映える着こなしをされているところも、お見事です。

気付けば、すっかり王妃として、王室の豪華なジュエリーとともに、貫禄と気品あるドレス姿を見せられているカミラ王妃。エリザベス2世から引き継がれた、至宝の数々をどのように王妃流に着けこなされて行くのか、今後も注目していきたいと思っています。


文/にしぐち瑞穂
 

 

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