166ぽっちゃり体型がおしゃれに見える「ブラウス」の選び方【春コーデの着こなしテクニック】

選び方③首元が詰まっていないデザイン

これはぽっちゃり体型の洋服選びの鉄板と言われている法則かもしれませんが、やはり首元は開いているほうがすっきり見えます。

少し前まではクルーネックがトレンドのど真ん中にあり、あれもこれもクルーネック……、Vネックはおしゃれに見えづらい……そんな時期もありました。だからといって、トレンドに合わせて無理にクルーネックを着ると首元が詰まって見えて、全身を引きで確認するとバランス良く見えないんです。

でも、たとえばVネックがまったく流行っていない時期に無理にVネックを着ればいいと言っているわけではありません。トレンドの流れによって、なにが今っぽくおしゃれに見えるかは変わるので、それに合わせて、胸元が空いたデザインを選べばいいだけ。

写真のシャツはバンドカラー風のデザインで、ボタンを上まで止めれば首元が詰まっているように見えますが、何個かボタンを開けてVネック風に見せることが可能です。

選び方④体型をおしゃれにカモフラージュしてくれるデザイン性

最後は、サイズや素材などの条件をクリアしたうえで、さらに体型をカバーして、かつおしゃれに見せるためのポイントです。私がいつも求めているのは、ただおしゃれなデザイン、というだけでなく、体の気になる部分をカバーしてくれるデザイン。“今っぽさ”と“体型カバー力”のせめぎ合いです。

たとえば私の場合（骨格診断ストレートタイプ）、特にコンプレックスに思っているのは、
①二の腕が外に張り出していること
②下腹が出ていること
③腰・お尻まわりがしっかりしていること
④全体的に体が大きい
の４つ。

そのためには、どんなブラウスを選びたいかというと……

①二の腕が強調されないデザイン。腕の窮屈感も出ないように、袖のボタンが取り外しできるなら、抜け感もつくれるし一石二鳥
②いくら今の流行りだったとしても、フロントが短かすぎない着丈。下腹をカバーできる着丈は死守
③コンプレックスの腰やお尻を隠せ、おしゃれっぽく見えやすい後ろ丈が長いデザインは好都合
④大きな１枚布に覆われているように見えるのを避けるために、サイドスリットや後ろスリット、切り替え、前後差のある着丈は大いに役立つ（以前にマキシ丈のボリューミーな黒コートを着ていたら、後ろ姿を見て、黒い大きな塊が歩いているのかと思ったとネタっぽく言われたことがあります……汗）

ちなみに、この４つのすべての条件を満たしたのが、今回着用している２枚です。

それぞれ体型のコンプレックスは異なると思いますが、自分のどこを隠したいか、隠すためにはどんなデザインを選ぶのが良いかを考えてみると、自分にぴったりのブラウスが見つかるはずです。