バフバフと顔に叩き込み、毛穴が息できないようなマット肌がうまれる、そんなイメージもあるフェイスパウダー。なければないで何とかなるし、ツヤ肌が好きなら省いてもいいメイク工程だと思っていませんか。ところが、プロのヘアメイクさんに聞くと「大人肌にフェイスパウダーを使わないなんてもったいない!」と逆に不思議そうな反応なのです。ならば、フェイスパウダーってどんなものなのか、そして基本の使い方を改めて確認してみました!
フェイスパウダーへの
偏見を捨てよう!
教えてくれたのは……
ヘアメイクアップアーティスト・川村友子さん
美容知識の豊富さで広告、雑誌、イベントなどでタレント、モデルからの指名も多い人気ヘアメイク。ファッションとのバランス感覚が絶妙で、mi-molletではファッションページのヘアメイクで活躍中。今回、美容ページに初参加してくれました。
フェイスパウダーは
プロのヘアメイクにとって
なくてはならないマストアイテム
クッションファンデの登場などで時短メイクがデフォルトになりつつある今、フェイスパウダーを使わない方が増えています。昔のフェイスパウダーのイメージのまま、マットな仕上がりを懸念したり、乾燥肌が多いミドル世代にとっては皮脂をおさえる必要性をあまり感じないことも一因かもしれません。
「昔あったいわゆる“おしろい”の仕上がりイメージから離れてください」とヘアメイクの川村さん。「最近のパウダーは超微粒子で美容成分も含まれているものも多く、メイクテクニックに長けていなくても、粉がドサっと肌についたようなマット肌にはなりません。メイクをよりきれいに仕上げ、長時間キープする効果は高いので活用しないと損。まぶたや眉にパウダーを軽くのせることで、カラーメイクがしっかり定着することも含め、プロにはなくてはならないアイテムです。肌表面がサラッとすると花粉やほこり、大気汚染物質なども付着しにくくなりますよ」。
<フェイスパウダーの思い込みあるある!>
・肌が呼吸できない
・乾燥する
・一昔前のマットな仕上がり
・白浮きしそう
・つけ方がわからない
<新しいフェイスパウダーは?>
・極薄に密着して肌に負担もなし
・カラーメイクの色がしっかり定着
・ほこりや花粉が肌に付着しにくい
・毛穴をきれいに隠せる
・メイクが長時間崩れにくい
・セミつや肌にも透明肌にも仕上がる
・テクニックがなくても短時間できれいにつく
なお、ルースパウダー(粉状)とプレストパウダー(粉を固めたもの)の2種があることも混乱を招いている原因。商品によって特徴は異なりますが、一般的には以下のような違いがあります。
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