画像のポーズは、ダイアナ妃との懐かしい画像からインスパイア?

2022年3月22日、母の日を記念した公式画像。

ジョージ王子のポーズを見るなり浮かんだのが、こちらの画像(スワイプして2枚目)でした。
ウィリアム王子(当時)が背後からお母様の首元に手を回されているところなど、今回のものと似ている気がしませんか? 更には、今回の撮影者がウィリアム皇太子と発表されているので、もしやこの画像をイメージしながら撮影されたのかも? と推測もできますね。

しかもこの画像が公開されたのも、ちょうど2年前の母の日なんです。いつもは、写真好きのキャサリン妃がご家族を撮影されますが、珍しく?! 今回は皇太子が。となれば、やはり思い出すのは、愛する母ダイアナ妃との幸せな画像(時間)のこと。それをイメージして撮影されたのかもしれません。

そんなセンチメンタルな憶測とともに、キャサリン妃の最新画像を喜ばしく感じていたところに、事態は思わぬ方向へと向かったのです……。

 


大手写真エージェンシーが画像を削除し、キャサリン妃が謝罪

写真:AP/アフロ

公開直後から出始めた「動画が加工ではないか」というクレームを受け、AP通信をはじめとした、世界的な大手写真エージェンシーたちが確認。その結果、パレスから受け取った画像がデジタル加工されたものであると見なし、各社で画像を削除することになったのです。

ネット上を含め、数多くの様々な加工箇所が推測される中、代表的かつキーとなったのが、シャーロット王女の左手と袖の位置の違和感。写真の規定を満たさないという理由から削除という措置が取られました。

更にこれをうけて、キャサリン妃がご自身で編集したことを認め、謝罪のコメントを投稿。
「多くのアマチュア写真家同様に、私も場合によって編集を試みます。昨日公開した家族写真が混乱を招いたことをお詫びしたいと思います」

王室サイドは、“アマチュアの家族画像”であることを強調し、一方でエージェンシーが求める、オリジナルの画像の公開には応じていない模様。それゆえ、キャサリン妃が施された加工の詳細こそ不明ですが、しかしながら今の時代において、誰もが知る有名人たちの画像において、加工の基準を問うのは至極困難なのだろうということは推測できます。

しかし同時にお気の毒なのは、セレブとは違い王族という国のロールモデルとなるお立場であること。そして、公開する情報や画像に対して、常に信頼性を求められるお立場であることです。

国民を安心させるつもりで公開された初の画像が、まさか新たな火種となるとは、夢にも思われなかったでしょうが、結果的に、疑惑が高まり、健康面に関する懸念も消えず。

おかげでこの騒動は後を引きそうな予感ですが、ここでブレずに軸を戻すべく、最も重要なのはキャサリン妃の体調が回復し、心身ともにお元気に公の場に復帰されること。ただでさえ、皇太子妃、未来の国王の母というプレッシャーは想像以上な上に、ご病気……。兎にも角にも、この騒動が落ち着くことを願う次第です。


文/にしぐち瑞穂
 

 

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