最近はすっかりご無沙汰しておりましたが、新しいレシピが出来たのでご紹介させて下さい! 私のようにお菓子作りは初心者よ〜という方でも簡単に作れる、栗入り抹茶のパウンドケーキです。
フランスでは特に年末年始になると、大々的に売られる甘栗。私がよく買うスーパー モノプリのものは、ちょっと湿っている日本の殻を剥いた甘栗、という感じです。栗好きとしてはついつい購入するものの、大瓶サイズしかないので、どうも途中で飽きてしまう。お菓子に入れてしまえば、違う味わいで飽きずに食べ切れるに違いない……という、ややおかしな(お菓子だけに)理由で作り始めました。
ケーキ作りにベーキングパウダーは不可欠。でもベーキングパウダーってあまり使わないし、残すと勿体ないからなあ……と、以前はケーキ作りを億劫に感じていました。ですがフランス版パウンドケーキ、キャトルキャール(4/4という意味)はその名が表すように、小麦粉、砂糖、バター、卵を同量ずつ入れるだけで膨らむシンプルなケーキと知り。これならできそう! と色々試して、落ち着いたのがこちらのレシピです。
バターはご自宅にある有塩でOK。卵を常温に戻したりする必要もありません。焼き立ては外側がカリッとして美味しいですし、しっとり重みのある質感がお好きな方は、冷めてからどうぞ。一度に食べきれない場合は、切り分けて冷凍もできますよ〜!
ベーキングパウダー不要! 栗入り抹茶のパウンドケーキ
材料(18cm×9cmのパウンド型1本分)
・卵 2個
・砂糖 100g
・薄力粉 100g
・抹茶 10g
・バター 110g
・甘栗 100g
作り方
1 バターは耐熱容器に入れ、600wのレンジで1分加熱して軽く溶かす。バターを軽く混ぜたら、そのスプーンをそのまま使い、型のサイド部分にバターを塗る。型の下部分にはオーブン用ペーパーを入れておく。
2 ボウルに卵を割り入れ、ハンドミキサーで混ぜる。途中、砂糖を3回に分けて入れ、ハンドミキサーを持ち上げるとしっかり跡が残るまでよく泡立てる。
3 2にふるった薄力粉と抹茶を加え、粉っぽさがなくなるまでゴムベラで混ぜ合わせる。
4 1のバターを2回にわけて加えつつ、全体を切るように混ぜる。2回目のバターを入れる際に、甘栗も一緒に入れ、全体をしっかり合わせる。
5 1の型に流し入れ、170℃に予熱したオーブンに入れて焼く(途中13分経ったら、中央にナイフで横1本の切り込みを入れる。こうすることで、中心が生焼けになるのを防ぎ、中央が割れたぷくっと膨らんだ形に焼き上がる)。
6 トータルで40〜50分焼く。竹串などで真ん中を刺して、ベタッとした生地がついてこなければ焼き上がり。型から出し、バットなどの上で少し冷ます。粗熱が取れたら切り分け、お好みで生クリームを添える(分量外)。
「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
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<書籍紹介>
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著:井筒麻三子 写真:Yas
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