今はSNSでだれでも情報を発信できる時代。あなたが知りたかった情報は、誰かがもうネットの海で発信しているかも。本特集は、ミモレ編集部から「新たな視点を得ることができる」「癒しになる」「知らない世界のリアルがわかる」情報をSNSで発信し、密かにバズっている人=「バズり人(びと)」さんのSNSアカウントをご紹介します。

今回インタビューしたのは、X(旧Twitter)やInstagramで可愛いアザラシの写真をアップし続けている「miwako」さん。アザラシに魅了され、各地の水族館などを巡り「アザ活」をされている方で、しながわ水族館で撮影したモフモフのアザラシの赤ちゃんの写真が多くの方にリポストされて話題になりました。

「アザ活」って知ってる? アザラシ写真のコツは「写真と動画の使い分け」と言う「miwako」さん_img0
 


「アザ活」のはじまりは海遊館のアラレちゃんのニコニコ顔
 

――Xをはじめたきっかけについて教えていただけますか。

miwakoさん:Xではアザラシのことに詳しい方がたくさんいたので、このアカウントは初めからアザラシの情報収集をするために見る専門として持っていました。でも、インスタのアカウントを作ったことをきっかけに、自分が撮ったアザラシの写真がいっぱいあったので、インスタと同じでもいいから、1日1投稿ぐらいずつ自分も投稿し始めたんです。

――初めからアザラシに関する情報収集のためだったんですね。

miwakoさん:そうですね。もうほぼアザラシのことです。

――プロフィール欄に「海遊館のアラレちゃんに出会ってからアザラシの虜に」と書かれていましたが、このアラレちゃんと出会った時のことを詳しく教えていただけますか。

miwakoさん:これもインスタグラムなんですけれども、海遊館のアラレちゃんの写真をメインにたくさん撮って載せてる方がいらっしゃったんです。そのアカウントを見つけて、あまりにもアラレちゃんが可愛すぎてびっくりしたんです。海遊館のドーム型の水槽にアラレちゃんが泳いでいて、ニコニコ笑っているように見える様子に一目惚れしてしまったんですね。

その方は海遊館のワモンアザラシを撮影した写真集を出しているんですけれど、その写真集を買って見ながら、いつかアラレちゃんに会いに行きたいな、と思っていました。


アラレちゃんに会いに行くまでの間も、近隣の水族館にアザラシを見に行ったりはしてました。Xやインスタでアラレちゃんに関する投稿を追っかけていたら、アラレちゃんがなんと妊娠したっていうニュースがあり、心配しながら見てたら、まさかの自分と同じ誕生日にアラレちゃんが子供を産んだんです。

その子がミゾレくんっていうんですけど、運命を感じて、余計に会いに行きたいという気持ちが強くなりました。今は、ミゾレくんは北海道のおたる水族館にお引越ししました。


それをきっかけに、当時はコロナ禍だったんですけれど、日帰りでもいいからとりあえず海遊館にアラレちゃんを見に行こうと思って、ミラーレス一眼のカメラを初めて買って、日帰りで海遊館に行きました。実際に会ったら、あまりにも可愛すぎてさらにハマってしまいました。

 

――アラレちゃんのことはインスタで知ったんですね。

miwakoさん:コロナ禍だったこともあって、いつもよりもSNSを見てる時間が長かったような気がします。

――アザラシを見に行く「アザ活」は今はどれくらいの頻度で行っているのでしょうか。

miwakoさん:今はお休みの日に行ければ行くという感じで、特に決まってはいないんですけれども。
アザラシを好きな人たちは「アザラー」って言うんですけれど、アザラーの大先輩たちは結構な頻度で全国各地を巡っていて、すごいなっていつも思ってるんです。
特にアザ活で一番忙しいのはちょうど今、出産の時期である春なんです。3月4月ぐらいにアザラシが出産ピークなので、どこかの水族館で赤ちゃんが生まれたというニュースを聞けばみんな飛んで見に行く感じです。
私がアザラシの赤ちゃんを今年一番初めに見たのは、しながわ水族館でした。


アザラシ撮影は、動画で撮って後からベストショットを切り取るのもおすすめ
 

――そのしながわ水族館のアザラシの赤ちゃんの魅力と、撮影する時のポイントがあれば教えていただきたいです。

miwakoさん:撮影は本当に難しくて。私が見にいった2月の終わりの頃にはまだ生まれたばかりだったので、観覧制限がかかっていて、水槽の一部が覆われていて、人も殺到している中で本当に隙間から一瞬撮影するような状態で、ニコニコしていたアザラシの赤ちゃんの写真は奇跡の1枚が撮れたなという感じでした。


今はその覆いが全部取れているようなので、私が行った時よりもしっかり見られると思います。

――あの写真は隙間から一瞬のうちに撮影されてたんですね。そんなふうには見えなかったです。

miwakoさん:あと、水槽のアクリル板の反射で撮影が難しい場合や、カメラよりスマホの方が綺麗に撮れる時もあるので、スマホとカメラを使い分けしてみると良いと思います。私もまだカメラを全然使いこなせていないんですけれど、アザラシって全身可愛いので、手や足、尻尾や背中など撮るのはどの部分でもいいんです。


あとは個体によって表情も模様も違うので、そういう部分に注目するのでもいいですし、あとはやはり動画で撮って後から良い場面を切り取るのもありだと思います。

でも、撮影に夢中になってしまわず、肉眼でしっかり眺めるのもおすすめです。
園・館によっては飼育員さんによる給餌やトレーニングの時間が公表されているところもあるので、それをチェックしてから行くのもいいですね。

――動画でまず撮っておいて、そこからベストショットを切り取るというのはいいですね。

miwakoさん:そうですね。水中でぐんぐん泳いでいる時には写真で撮るのはかなり難しいので、給餌の時などに陸に上がった瞬間の姿を動画でも撮っておくといいかもしれません。日向ぼっこしてゴロゴロしているような時を撮るのもいいですね。