大目に見ていい老け、放っておくとマズイ老けは、どんなもの?


——大野さんご自身は、これからも全方位から美容に向き合っていかれると思います。ただ「そこまで手が回らない……!」という読者に向けて、ミドルエイジ世代が“大目に見てもいい老け”と“放っておくとマズイ老け”には、どのようなものがありますか?
 

 


大野真理子さん(以下、大野):まず“大目に見てもいい老け”に関しては、美容医療は取り入れても取り入れなくても、どちらでもいいかなと思っています。美容は、その人の生き様を表すものだと思うからです。たとえば先日お会いした60代の女性。美容医療はやっていないそうなのですが、なんだかすごく大らかで、本当に可愛らしくて! これからさらに年齢を重ねていくと、もしかしたら美容医療をやっていない人の方が、ナチュラルに若く見える説もあるなと思ったんです。

「美容医療をやってないほうが若く見える説もある」大目に見てもいい「老け」と放置しないほうがいい「老け」【大野真理子】_img0
 

大野:次に“放っておくとマズイ老け”に関しては、頭皮・顔・身体の“凝り”の放置です。凝りを放置すると、どんどん下に引っ張られてたるんでいくので! 私ったら、初回から凝りのお話ばかりしていますね。もう、どんだけ凝ってるの? って(笑)。ただ凝りをほぐすと、いきなり調子が良くなるのはたしかなんですよ。これはマジ。凝りが日常化してしまうと、自分が凝っていることにすら気づけなくなります。凝りによって血流が悪くなると病気も併発するので、筋肉を柔らかい状態にしておくことが大切です。