①手術、入院直後はがんと見られていなかった。

キャサリン妃の言葉から分かるように、当初パレスが病状について「がんではない」と発表したことは事実でした。それだけに、術後の検査によって発覚したことは、キャサリン妃ご自身にとってもショックは大きく受けいれ難い事実であったことが推測できます。

手術そして入院ということだけでも十分にお辛いはずで、それ以上の詳細は明かさないとあらかじめ明言していたことで功を奏するはずが、哀しいかな、キャサリン妃の人気と注目の高さゆえ、体調に関しての懸念は募るばかり。

そんな国民感情を受けて、おそらく予定外であったはずの母の日の画像で、国民を安心させるべく公開したつもりが騒動に発展。もはや打つ手は、ご本人からの説明しか残っていなかった、と見えます。

 

② 病名公表は、チャールズ国王の例から学び、キャサリン妃ご自身で決められた

本来、生前のエリザベス女王然り、高位王族の方々の病名などは非公開でした。ましてや現在42歳のキャサリン妃にとって、突然の開腹手術に至った病気の詳細など、公表したくなかったのです。

しかしながら、パレスの外では飛び交う憶測やジョーク、陰謀論で収拾がつかない事態に。そんな中での対策として参考にされたのが、同時期に入院、しかも同じくがんに罹患されたチャールズ国王でした。

約6週間前に義理の父である国王ががんの公表をされて以降、世界中から心配の声や、支援のメッセージが届き、優しさと励ましに包まれ、国王ご自身も驚かれたほど。そんな温かい反応に触発され、キャサリン妃も今回、公表することをご自身で決められたそうです。

実は娘が欲しかったと言われる国王にとって、キャサリン妃は実の娘さながら。結婚以来13年にわたる義理の父娘の絆は、この困難な闘病を通じてこれまで以上に強くなったと言われています。