⑤ 故エリザベス女王の言葉を引用し『国民への励みに』

子供のホスピスや妊婦さんへの支援、メンタルヘルスのケアなど、パトロンとして医療や病院に関わるサポートを結婚以来続けてこられたキャサリン妃。ご自身が患者側の立場となられたことで、同じくがんで人生が変わった人々へ、一緒に頑張りましょう、という想いを持って、『あなたは独りではありません』というメッセージで締められました。

この言葉を聞いて浮かんだのが、2020年コロナ禍のエリザベス女王のクリスマス・スピーチ。愛する人達と会えない状況の中で、女王がこの言葉を述べられ、国民を励まされたのでした。

動画の5分あたりで女王が同じ言葉を述べられています。

 

またチャールズ国王が、前立腺肥大という病名を公表されて以降、検診に行く人々が増加したように、キャサリン妃もご自身の病名公表によって、同じく罹患した人々に勇気を与えられることを願われたのでしょう。

そもそもが、言葉に出すのもお辛いはずのがんという病名を、世界中に公表せざるを得なかったキャサリン妃のお立場をとてもお気の毒に思うと同時に、その勇気に敬服するばかりです。

【キャサリン妃が病名「がん」を公表】みずからの口で語った葛藤、我が子、国民への想い_img0
提供:Kensington Palace/PA Images/アフロ

アーデムのボーダーニットにデニムという、リラックススタイルで、冷静に自然体で凛として、『日々強くなっています』と語られたキャサリン妃のお姿に、近い未来の王妃の姿が見えた気がしました。


文/にしぐち瑞穂
 

【キャサリン妃が病名「がん」を公表】みずからの口で語った葛藤、我が子、国民への想い_img1
 

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