道長の代の男性陣がだんだんイケおじ化するのが楽しみ

―― まひろ、最近はほぼ毎回ラストで泣きそうな顔をしてますからね。宣孝とどう結婚するのかは確かに気になります。
では、これから出てくるor今後登場が増えそうな人物で期待しているキャラはいますか。

諏岸さん:今後は柄本佑さん演じる道長の代の男性陣が、髭が生えたりとだんだんイケおじ化してくるのが楽しみです。

道長は、現時点でももう色気があると人気みたいですが、個人的にはまだ早い、って気持ちで。もうちょっと権力を得て大物になったくらいが私のストライクゾーンだなとその日が来るのを待っています。現時点でもじゅうぶん色気に溢れている道長が、成長してさらに大人の色気を見せてくれると思うと楽しみで仕方ありません。

玉置玲央さん演じる道長の兄・道兼も髭が生えたら絶対にかっこいいと思うんですけれど、どうやら長生きできないみたいで。道隆が亡くなって割とすぐに亡くなってしまうようなんです。かなり早い退場になりそうで残念です。

あと、ロバート秋山さん演じる実資もイケおじ化し始めると思うんです。イケおじは生き様が大事と思っているので、実直な生き方をしている実資は最高のイケおじになると信じています。

 


あと、地味キャラなんですけれど、後の左大臣になる、宮川一朗太さん演じる顕光もイケおじ化するのではと期待しています。ちょっと先だと思うんですけど。

今後登場するキャラだと、越前編で出てくる浩歌(ハオゴ-)さん演じる朱仁聡(しゅ じんそう)が気になります。何かやらかすんじゃないかと思っています。宋(中国)の人というところもグッときてしまいますね⋯⋯。

でも、イケおじって物語が進むにつれて途中で退場してしまうことが多い「短命」なので、早めに目をつけておかないと、死んじゃうんですよ。 それがちょっと辛いですね。兼家とかの序盤から出ているイケおじメンバーが、そろそろ退場し始める時期だと思うので寂しいです。


――主人公の親世代のイケおじメンバーは確実に途中退場することがわかってますから悲しいですよね。
今回の大河って女性主人公で、平安時代が舞台なので女性キャラが目立つのかなと思っていたのですが、予想外に魅力的な男性キャラが多いですよね。イケメン枠とイケおじ枠、両方揃えてきている。

諏岸さん:すごくバランスが良いですよね。イケメンだけでなくイケおじもいるし、女性陣も世代ごとに魅力的な方々を網羅しててバランス良く整っていて、どの世代が見てもささるように作られていてすごいなと思っています。


―― 内容ももっと色恋寄りなのかと思っていたのですがそうでもないですし。

諏岸さん:権力闘争もありの恋愛もありの、ですよね。予想外の展開や修羅場が多くて、毎回何が起きるかわからない感じがあります。

――あと、作中の音楽も予想を裏切る感じで印象的ですね。

諏岸さん:花山天皇の登場シーンにギターとか(笑)帝の即位時にパイプオルガンが流れた時にはそう来るか! と思いました。雅楽じゃないんだ、って。西洋音楽が多く使われていますけど、あんこにクリームチーズみたいな感じで、不思議と平安時代のシーンとマッチしているんですよね。

 

――わかります(笑)。最後に、今後の『光る君へ』に寄せる期待やメッセージがあれば教えていただきたいです。

諏岸さん:もう十分、予想外の展開で楽しませていただいているのですが、またここから先も描かずにはいられない展開を待っています。

皆さんこの時代の歴史をご存知なのかもしれないですけれど、私はあまり詳しくないので、毎回振り回されながら楽しく見ています。
このペースで年末まで行かれると、心臓が持つのかどうか、怖くもあり楽しみでもありますね。

あと、これまでの大河ドラマは戦国時代が多かったので、今回の平安時代では登場人物の装束や風俗も見ていて新しいし楽しいな、と思っています。着物の色の組み合わせとかですね。
女性はもちろん、イケおじたちもかっこいい装束なので描きたくなっちゃいます。

猫も出てきたりと、作品の随所に視聴者の私たちを楽しませようという工夫が見えるのは嬉しいな、と思ってますし、今後もそんな工夫を見つけるのが楽しみですね。


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次回の「SNSで見つけた『バズり人』さん」もお楽しみに!


構成・文/大槻由実子
編集/坂口彩
 

 

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