年齢の近い共演者を“下の名前”で呼ぶ理由

ーー「こういう作品に出たい」といった、自分にとって灯台のような作品はありますか?

間宮:観客として好きな作品はたくさんありますが、自分の位置(フィルモグラフィー)と関連づけて考えることはしません。時代やそのときの世の中のムードによって、作られる作品は変わりますし。ただ、最近「やりたい作品は?」と聞かれると、ポンッと「ロードムービー」が出てきます。

ーー好きなロードムービーがあるからでしょうか?

間宮:もちろんあります。『天国の口、終りの楽園。』(2001年)や、日本の作品だったら『ヴァイブレータ』(2003年)が好きです。最近、日本映画でロードムービーが少ない気がするんですよね。昔はもっとありましたよね?

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ーーありました。間宮さんが出演するロードムービー、見たいです。ところで、『ACMA:GAME アクマゲーム』のメディア向けの取材会で、共演者の田中樹さんを「樹」、古川琴音さんを「琴音」と呼び捨てにしていたのが印象的でした。共演者は下の名前で呼び捨てにする、と決めているのですか?

間宮:絶対に「決めている」わけではないですが、下の名前で呼ぶという意識は何となくあります。

ーー年下だけですか?

間宮:仲野太賀は年上ですけど、付き合いが長いというのもあって「太賀」ですね。『東リベ』で初めて共演した磯村(勇斗)君はこれまで関係性があまりなかったのと「間宮君」呼びだったから「磯村君」です(笑)。これは仕事に限ったことではなくて、友達も、ファーストネームで呼びたいですね。名字は屋号で、その人個人に付いているものは下の名前なので。もちろんガチガチのビジネスの場で、いきなり下の名前で呼ぶとかはないですけど(笑)。年齢の近い共演者だったらその方がいいかなと思ってそうしています。

ーー「ACMA:GAME アクマゲーム」の佐藤東弥監督を「東弥さん」と呼んでいらっしゃいましたしね。ということは、共演者から下の名前で呼ばれたいですか?

間宮:いえ、好きに呼んでくれていいです。「間宮は屋号だから! 祥太朗って呼んでほしいんだよ!」というのも変な話なので(笑)。

 


『ACMA:GAME アクマゲーム』


2024年4月7日(日)スタート毎週日曜 午後10時30分~11時25分
※初回は、午後10時~11時25分(30分拡大)
配信:TVer、Hulu、Prime Video

出演:間宮祥太朗、田中樹、古川琴音、竜星涼
嵐莉菜、増田昇太(s**t kingz)、橋本じゅん
須賀健太、栄信、桐山漣 
声の出演:諏訪部順一、坂本真綾、中村悠一、花澤香菜
小澤征悦/吉川晃司 ほか
原作:『ACMA:GAME』原作・メーブ/作画・恵広史(講談社「週刊少年マガジン」所載)
脚本:いずみ吉紘、谷口純一郎
製作著作:日本テレビ


撮影/塚田亮平
取材・文/須永貴子
構成/山崎 恵
 

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