スタイリスト福田麻琴さんが、今気になる海外マダムの着こなしをチェック! 今日はトレンドの「クワイエットラグジュアリー」スタイルに注目。上質でシンプルな装いが素敵なコーディネートをマダム達の着こなしからチェックしていきましょう!


MAKOTO’Sコメント 

みなさん、クワイエットラグジュアリーという言葉を知っていますか? 実は私は最近知りました。

Quiet=静かな、控えめな
Luxury=贅沢さ


なんて素敵な言葉。そしてこのスタイル、シンプルで取り入れやすい! さっそく世界のマダム達から学んでいきましょう〜!
 


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カジュアルなチノパンも、
ワントーンで大人っぽく

「“クワイエットラグジュアリー”とは、控えめな色や柄で素材の上質さを引き立てる気品ある装い。ワントーンやグラデーショントーンでまとめるのも代表的なスタイルです。確かにカジュアルって色をまとめると大人っぽい。マダムのようにチノやスニーカーの時こそ、トレンチコート含めワントーンで合わせると、“リラックス感+ゆとり”の大人コーデに!」(福田さん)


「トレンチコート」が主役の
クワイエットラグジュアリースタイル

「季節的にも必須アイテムのトレンチコートで作るクワイエットラグジュアリー。こちらのマダムはワントーンではありませんが、合わせているアイテムはとてもベーシックなものばかり。ハイゲージのタートル、グレーデニム、黒ブーツ。なんてことないけど、シンプルだからこそ、一点一点へのこだわりが感じられます。2トーンくらいならやっぱりラグジュアリー!」(福田さん)


シンプルだけど惹かれる永遠の定番!
「トレンチ×白T×黒パンツ」

「トレンチ×白T×黒パンツ。なんてオーセンティックなアイテムの組み合わせ。でもこのスタイルが古くなることはありません。ちょっと飽きることはあるかもしれないけど、やっぱりここに戻っちゃうのよね。こちらは白、ベージュ、黒の3トーンだけど、靴、バッグ、サングラス、カップまで揃っているから、やっぱり色数は控えめが素敵!」(福田さん)


「MA-1×白スカート」で
個性をプラスした甘辛コーデ

シンプルで真似したくなる「クワイエットラグジュアリー」40、50代以上にもおすすめの着こなしは?【海外マダムスナップ】_img0
写真:Launchmetrics/spotlight/アフロ

「こちらのマダムはモノトーンのシンプルコーディネートでありながら、黒のMA-1に白のタイトスカートと、辛さと甘さが絶妙なミックス具合。ブランドが主張しているわけではなく、ミニマムに"らしさ"を楽しめるのもこのスタイルの魅力!」(福田さん)


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リッチ見えする小物使いで
ラグジュアリー感アップ!

「こちらは黒〜グレーのグラデーションコーディネート。私も大好きな組み合わせです! なぜかこの配色が落ち着くんですよねぇ。ショートジャケットにデニムのカジュアルコーデですが、色のトーンが合っていること、クロコのバッグやエナメルのメリージェーンなど、リッチ見えする小物使いがよりラグジュアリー感を演出してくれています」(福田さん)


ベーシックコーデも
ノーアクセで潔く!

「黒のVニット、白T、ベージュパンツ……全部持ってる! 今すぐ真似できるコーディネートを発見。なんでしょう、100回くらい作ってきたし、自分でもしてきたコーディネートなのに、ものすごく新鮮に見える。サングラス以外ノーアクセサリー。ノーアクセって勇気がいるけど、もしかしたらクワイエットできる近道かも!? この春は私も勇気出してみようかなぁ。何かつけたくなっちゃうのよねぇ」(福田さん)


オールブラックコーデは
白スニーカーがアクセントに

「私的、最強最高クワイエットラグジュアリーなマダム。黒×黒のとてもベーシックなコーディネートですが、とても魅力的に見えるのは足元の真っ白なスニーカー、そして真っ赤なリップのおかげ。着るものはシンプルでも、小物やメイク次第で“自分らしさ“は手に入れられるのですねぇ。こちらのマダムもノーアクセ。絶対真似しなきゃ!」(福田さん)


レイヤードした
ブルーのシャツを効かせて

「同じくブラックコーデのこちらのマダムは、水色のシャツをレイヤードして“らしさ“をプラス。ニットやパンツのシルエットが違えば、何通りも違う黒コーデが作れるもの。クワイエットラグジュアリーは、シンプルだからこそ素材やシルエットが大事になってきそうです。コーディネートの前にアイテム選びが重要になってきそうですね」(福田さん)


MAKOTO’Sコメント 

いかがでしたか? クワイエットラグジュアリー。一見地味で、誰もが持っていそうなベーシックアイテムばかりでしたが、素敵に見せる秘訣はいくつかありそうです。ブランドの名前だけに頼らず、自分が本当に好きだと思えるものを大事に着る。私はそんなイメージを持ちました。たくさんモノを持つ時代ではなくなってきた今だからこそ、人気のスタイルになったのではないかしら。私はまずノーアクセサリーに挑戦してみようと思います!

 


大人世代にも取り入れやすい「クワイエットラグジュアリー」スタイル、ぜひ春の着こなしのヒントにしてみてくださいね。


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編集/出原杏子


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