パステルカラーのスモッキングドレス×メリージェーン

●シャーロット 王女

「愛子さま」と英国「シャーロット王女」に共通する、ザ・プリンセス・ファッション_img0
左から: 2016年10月1日、カナダ訪問 。バーガンディのトリミング スモッキング。 2017年7月21日、ドイツ訪問。パフスリーブ、フリルの襟。 2018年4月23日、ロンドン、聖メアリー病院を訪問 。ワンピース /リトル・アリス・ロンドン 2018年7月9日、ロンドン、セント・ジェームズ・パレスの礼拝堂にて。ワンピース/アマイアキッズ 写真:AP/アフロ

再び、こちらはシャーロット王女ですが、代表アイテムのワンピース姿を集めた画像がこちら。共通しているのが、ブルーやピンク(赤に近い色もあり)を中心にしたパステルカラーであること。

母キャサリン妃は、公務時に鮮やかな色を着用されていますが、幼き我が子には、強くない上品カラーを選ばれていました。実際のところ、シャーロット王女にもとてもお似合いであったし、顔立ちが完成する前の子供時代には、世界共通でベイビーの鉄板カラーといえば、パステルなのかもしれませんね。

そしてシャーロット王女の愛用ドレスに共通しているのが、胸元のアクセントになっている、スモッキング。生地をきつく寄せて行う刺繍技法ですが、これによって生地が伸縮するため、ボタンよりもお洒落で機能性もあるのです。元々英国で発達したもので、プリンセスドレスの基本ともいえる装飾です。

 


●愛子さま 

「愛子さま」と英国「シャーロット王女」に共通する、ザ・プリンセス・ファッション_img1
2006年9月11日、ご両親と愛育病院をご訪問。写真:Reuters/AFLO
「愛子さま」と英国「シャーロット王女」に共通する、ザ・プリンセス・ファッション_img2
2008年7月30日、赤坂御所の玄関にて、皇太子さま(当時)のお見送りをされる愛子さま。写真:ロイター/アフロ

日本のプリンセス、愛子さまのドレスも、やはり色めはブルーやピンクといったパステルカラーが主で、同様にスモッキングが施されていることが分かります。ワンピースの色と少しトーンを変えた糸で刺繍がなされたり、そこに更にお花などの刺繍がプラスされることで、色々なアレンジがなされるのも、英国、日本共通です。

加えて、両国プリンセスの足元も似ていて、短めの白いソックリと、メリージェーンタイプの靴。これがプリンセスの鉄則です。

ここからもわかる通り、プリンセスにとって素足で靴を履くということはあり得ないことで、ハリー王子とメーガン夫人の結婚式の際、フラワーガールを務められたシャーロット王女の足もとが素足であることに、母キャサリン妃が違和感を覚えたというのは当然のことなのでした。