掛け合わせることで単価アップをねらおう
過去の仕事で取った資格などを他のスキルと掛け合わせるのは、需要も単価も上がる方法です。
「例えば、ライター業は専門知識と掛け合わせることで単価が上がります。例えば、医療・看護の記事や美容医療の記事制作で薬機法・景表法等対応ができる方などは需要もあり、単価も上がりやすい傾向です」(柳澤さん)とのこと。
看護師はじめ、医療系資格を持っていて今は現場を離れてしまった人などは、新たにYMAA認証(薬機法・医療法を遵守した広告取扱者の証)を取得するなど、プラスの知識を追加してみるのも狙い目。
医療系でなくても、学生の時に取った資格、新卒で入社した会社で取った資格など掘り起こしてみて、何かと掛け合わせられないか検討してみるのもアリです。
また、資格を取れば一生モノの士業系も、実はスキルシェアとは相性がよさそう。
士業系の仕事は、取れば開業できるのが最大の魅力ですが、一方でそれを本業にしないとあまり活かせない場合もありました。
例えば、人事や総務に関する資格で、女性の過去の職種と相性の良く人気のある国家資格「社会保険労務士(社労士)」。単発ではなく企業と顧問業務として契約することが多いので、初心者がいきなり開業することはあまりなく、どこか社労士事務所に在籍したり、企業で活用……というのが一般的です。
それが、「子育てをしながら社労士の資格を取り、開業と同時に実績と経験を積むためにまずスキルを出品した方、開業したものの人脈が作れないままコロナ禍に突入し、オンラインで仕事獲得に活路を見出した女性社労士さんなどが、ココナラで活躍されています」(柳澤さん)
昔ながらの士業でさえ、市場を変えると需要も変わる典型です。
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