あなたの「スキーマ」は18のうちどれ?それぞれの特徴を紹介

下の表は、スキーマ療法を開発したアメリカの心理学者、ジェフリー・E・ヤングが分類した18種類のスキーマと、そのスキーマを持つ人の特徴をまとめたものです。

誰でも多少の差はあれ、1〜18のうちのどれかのスキーマを持っています。ひとつとは限らず複数持っている場合も少なくありません。

<18 種類のスキーマと傾向>

生きづらさを改善するには、18種類ある「スキーマ」がカギ。なかなか変わらないネガティブな自分とおさらばするには?_img0
 
生きづらさを改善するには、18種類ある「スキーマ」がカギ。なかなか変わらないネガティブな自分とおさらばするには?_img1
スキーマ療法 パーソナリティの問題に対する統合的認知行動療法アプローチ』(ジェフリー・E・ヤングほか著、伊藤絵美監訳/金剛出版)を参考に作成(キャプション)

これらのスキーマは、あなたの育った環境やこれまで生きてきた経験によって形成されたものであって、あなたが悪いわけではありません。ただ、自分にはこういうスキーマがあるかもしれないと気づくことで、極端な考え方や行動を、バランスのよいものに整えていくことができます。
 

 


たとえば、あなたが自分のことを「みんなに嫌われている」と思ったとして、実はスキーマがそう思わせているだけ、という可能性も大いにあります(そもそも嫌われているかどうかは、確認しようがないことなので、真実を問う必要はありません)。

ネガティブな思いにとらわれそうになったときは、「これってスキーマのせいかも」と、自分に気づかせてあげてください。そうすることで、少しずつ、ネガティブな自動思考から距離が取れるようになるかもしれません。