BTSのJ-HOPEが歌った「光州民主化運動」を追体験。映えるレトロスポットや韓国随一の美食も！【光州レポ】

1935年開館、韓国に現存する最古の単館劇場は、まるごとアートそのもの！

光州は、いたるところに古き良き韓国の面影が残る街です。忠壯路にたたずむ光州劇場は、1935年に開館した、韓国に現存する最古の単館劇場のひとつ。1968年の火災によって再建された建物は、まるごとアートそのもの。

上映前に響く鐘の音に包まれながら、日本未公開の韓国のインディペンデント映画を楽しむもよし、経歴30年以上の絵師による手描きの看板をながめるもよし。映画好きにはたまらない至福の空間です。

入り口近くの柱にBTSの写真が。「もしやここは聖地ですか？」と尋ねたら、劇場職員がARMYとのことでした。

韓国版「三丁目の夕日」的な世界観のレトロスポットには、J-HOPEの壁画も！

もうひとつの代表的なレトロスポットが、楊林洞ペンギン村。ユニークな村の名前の由来は、地元のお年寄りの歩く姿がペンギンのようだったからとか。廃品を活用したアートが路地を彩ります。

ペンギン村を訪れたら、ぜひトライしていただきたいのが、マッコリとサイダーを合わせた「マッサー」です。1970年代に流行したドリンクで、映画『KCIA 南山の部長たち』では朴正煕元大統領のお気に入りとして重要なシーンで登場。そのマッサーを飲めるのが、「ペンギン酒幕」というお店です。

一見、懐かしい雰囲気の駄菓子屋さんですが、中に入ると、小さなテーブルが。お店の方が、その場でチジミとマッサーを手早く作ってくれます。焼きたてのチジミと冷たくてほんのり甘いマッサーで、ひと休み。

お腹が満たされたあとは、ペンギン村内のアクセサリー工房「Silver Flower」で、光州を訪れた記念の指輪づくりはいかがでしょう。