色々なソロ活の中で、驚きや発見、失敗エピソードもたくさんありました。
本音その1
「初一人旅のとき、ガイドブックに載っていた宿を予約してチェックインしたら、部屋のあちこちに宗教家のポスターが貼ってあるスピリチュアルな宿でした。SNSが普及していない時代だったので宿の雰囲気を事前に調べることができませんでした」
今ほどSNSが発達していない時代の宿の予約は電話予約のみ。到着してみたら予想と全然違う雰囲気の場所で、快適に過ごすことができなかったという声がありました。
本音その2
「一人旅の帰路での飛行機で、ツアー客との調整で席の変更を余儀なくされました。予約した窓際の席を強引に変更され、楽しかった旅行の帰り道で一人大泣きしました」
グループ客の意見が優先して扱われ、おひとりさまの自分の意見が無下にされてしまったという体験も。一人客の存在も丁重に扱ってもらえる環境があることもソロ活の成功には重要なのではと認識した出来事です。
本音その3
「一人で焼肉店に行ったとき、モニター調査だと思われ丁重に扱われすぎて、居づらくなって早々に退散してしまいました」
一人焼肉を楽しもうとしたら覆面調査と勘違いされてしまったという声がありました。複数人で楽しむイメージがある焼肉やお好み焼きといったお店ならではの出来事かもしれませんね。
40~50代ならではのソロ活の楽しみ方のコツや過ごし方は?
ある程度自分の性格や行動の傾向を把握しているミドルエイジ世代ならではの、「ソロ活を楽しむコツ」を探りました。
本音その1
「一人で好きなことをする時間は自分に執事がいて自分をもてなすような、“自分で自分を愛でている”感覚で楽しみます。今月は誕生月なので、自分甘やかし月間としてホテルに宿泊して、ランチ、エステを計画しています」
自分のことを一番よくわかっているのは自分。自分をご機嫌にするためのおもてなし計画を準備して、日々を頑張る糧にするという声がありました。
本音その2
「日常の生活ではスケジュールに追われて頭で考えながら行動しているので、一人で過ごす休みの日は予定を詰め込まず、したいことを気分で楽しむようにしています」
仕事や家事、育児など多忙なことが多いミドルエイジ女性。自分が本当に何をしたいのか、その日の気分で決めることも一人の時間を快適に過ごす条件のひとつであると感じます。
本音その3
「一人で旅行や食事をするときは、おひとりさまを柔軟に受けいれてくれる宿やレストランに出かけることにしています。安全第一で危険を伴う行き先や行動は避けるようにして、安心できる目的地を選んでいます」
一人の行動は気楽な反面、何か辛いことや失敗があっても一人で解決しないといけないのも事実。ソロ活の楽しみが台無しにならないように、一人で快適に過ごせるか、安全面は充分か、事前に確認して目的地を選ぶという声が寄せられました。
本音その4
「ソロ活でどこかに出かけるときは寄り道や探検をしたいので一人が気楽。方向音痴で地図が読めず違うところに行ってしまうこともありますが、思いがけず素敵な景色に出会うことがあり、日々の悩みや対人関係の疲れがとれる気がします」
慎重にソロ活の内容を考える方がいる一方で、思いがけないソロ活の展開を楽しむという意見もありました。精神的に成熟過程にあるミドルエイジ世代だからこそ、想像と違う出来事が起きても柔軟に受け止め、楽しみに変えることができる心の余裕がみてとれます。自分らしい快適さをどのように求めるか、自分をよく理解して行動することがソロ活を楽しむコツに繋がっていると実感しました。
文/ヒロカ
イラスト/Kae
前回記事「【40代〜50代に聞いた!】大人世代からの美肌が叶うスキンケア! ミドルエイジはどうしてる?」>>
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