松本さんが諦めないと決めた3大美容

「シワやほうれい線はあっても、顔の輪郭が整っていればOK」「これだけは保っておきたい」という“自分の若さ”を決めると本当に必要なものが見えてくる!【松本千登世・AMATA美香】_img0
写真:Shutterstock

――反対に、これは諦めない! 抗う! と決めた変化(老化)について教えてください。

松本 さっきもお話ししたんですけど、顔の輪郭は無視できない。けっこうケアするようにしていますね。

美香 私も同じ。私は年齢を重ねるにつれて、目尻が下がってきたりフェイスラインが丸くなったり。何となく顔がモコモコしてきてボヤけてきたように感じていて。だからこれ以上下垂させたくない! そのためにも肌のハリはとどめておきたい、という思いが強くなっていますね。

 

松本 あと、私が無視できない老化が“姿勢”と、そして“態度”なんです。以前に美香さんと、「おばあさんとおねえさんの違いは何だろう?」って話し合ったことがありますよね(笑)。そこから出てきた答えは、やっぱり姿勢と態度だろうと。

美香 年齢を重ねると所作が荒くなってきますよね。座るときもドーン! と腰をおろしたり。

松本 きっと筋肉が少なくなるからなんでしょうね。筋肉があれば背筋もピンと伸ばしていられるし、ゆっくりと綺麗に座ることもできるはず。それが、老け感を生まないんだと思います。……美香さんは仕事柄ずっと立っているのに、いつもめちゃくちゃ姿勢がいいですよね?

美香 姿勢って環境が育てる部分はあると思います。私はお客さんと接する仕事だし、何より美容院という環境柄、四方八方に鏡があって自分の姿が映っているので、自然とシャキッとするんですよ。だから疲れていないと思われるのか、話していても若い子のほうが座っていたりして。「私を座らせて!」と思ったりすることもあります(笑)。

松本 そういえば街を歩いていても、ショーウィンドウに映る自分を見なくなりました。それは見たくないから見なくなったのか……。でもそうやって自分の姿勢を定期的に見て、シャキッとしないとダメですよね。

美香 だけど千登世さんはすごく歩くから。私なんてすぐタクシーに乗っちゃうから、尊敬していますよ。